スタジオジブリの映画の監督を務めた高畑勲(「火垂るの墓」の監督)さんや、「あなたへ」などの作品で知られる降旗康男さんなど映画監督らが、安全保障関連法案に反対する声明を発表しました。
スポンサーリンク
16日に行われた記者会見には高畑監督ら7人が出席。
「『戦争法案』に反対する」とする声明では、「『戦争する国』が作られれば、
当然のように基本的人権や言論表現・報道の自由が規制され、私たちが愛する映画も大きく規制されるでしょう」としています。この声明には、呼びかけ人として山田洋次監督らも加わり、この日までに446人が賛同の声を上げているということです。
会見で降旗康男監督は、「憲法9条のおかげで朝鮮戦争に駆り出されなかった」と、自らの経験を明らかにしました。
神山征二郎監督は、「数多くの戦争映画に関わってきた経験から、どのように戦争が起きていくのか良くわかっている」
「これからの若い世代にそれを伝えていかなければならない」と述べました。ジャン・ユンカーマン監督は、「アメリカが続けてきた戦争は解決をもたらさず深刻になっているだけだ」として、
「日本が求められているのは戦争へと行く積極的平和主義ではない」と指摘しました。監督らは、今後も法案を廃案にしていくための一翼を担いたいとしています。
高畑監督ら呼びかけ安保法案反対 大物監督・俳優ら賛同http://www.asahi.com/articles/ASH7J5RGXH7JULZU00R.html
俳優では吉永小百合さんや倍賞千恵子さん、野際陽子さんら、監督は是枝裕和さんや井筒和幸さんをはじめ、現代の日本映画の第一線を支える人たちが名を連ねている。
高畑勲監督ら映画人が『戦争法案』に反対する声明
「火垂るの墓」
スポンサーリンク
以下ネットの反応。
やっぱり、権力のコップのなかの馴れ合い仲間の右翼と違って、権力と闘う仲間は文化的にも豊かな人の集まりだ!知性が永遠のゼロとはえらい違い!
高畑監督ら呼びかけ安保法案反対 大物監督・俳優ら賛同:朝日新聞デジタル http://t.co/76ZkbDFnQ5
— kemu (@kemu1957) 2015, 7月 16
優しい映画を作る方々。大きく広がれ!!!
高畑監督ら呼びかけ安保法案反対 大物監督・俳優ら賛同:朝日新聞デジタル http://t.co/AJLTJAOHbO
— 小池昌三 (@TAC_skoike) 2015, 7月 17
高畑監督ら呼びかけ安保法案反対 大物監督・俳優ら賛同:朝日新聞デジタル http://t.co/9OmLTLJyh4
日本を代表する映画人が、みーんな“反安倍”。
— 塚本有実(PN) (@YumiTSN) 2015, 7月 17
高畑監督ら呼びかけ安保法案反対 大物監督・俳優ら賛同:朝日新聞デジタル http://t.co/JQlyeDYraVやっぱりこんな法案止めなきゃダメなんだよ。
— ミドリネコ (@greencat111208) 2015, 7月 17
廃案まで諦めない。みんなで必ず追い込む。→高畑監督ら呼びかけ安保法案反対 大物監督・俳優ら賛同:朝日新聞デジタル http://t.co/8p0kr10AQN
— スノーレオパード (@anandpushpo) 2015, 7月 17
映画関係者が声をあげてる
時代を読んだり、共感性、感受性に優れた人たち。客観性を持ち合わせないとできない仕事。
そんな人たちに批判される現政権。
http://t.co/VMmp92Ux3g
— しまうま (@ComShimauma) 2015, 7月 17
大竹しのぶなども賛同しているようですが、俳優・アイドル・歌手などももっと立場を明確にすべきです。
そして、こういった先達たちの言葉を軽んじ・侮蔑することしかできないボキャ貧のネトウヨくんたちはもっと想像力を豊かにして考えて欲しいものです。
戦争ができる国となれば、戦争をしていない時でも政府からの規制が入り、君たちが大好きな2ちゃんやニュースへの書き込みすら規制されてしまうのですよ。自由な発言ができなくなってしまうということなのですよ。
戦争をする国になるということは、我々の日常の至る所に政府の規制が大きく入り込んでくるということに早く気がつきましょう。
ジャン・ユンカーマン監督は、「アメリカが続けてきた戦争は解決をもたらさず深刻になっているだけだ」として、
「日本が求められているのは戦争へと行く積極的平和主義ではない」と指摘しました。
そして、「世界の国々が戦争しているから日本も参加しなきゃ」なんていう情けない考え方ではなく、日本が持っている「戦争をしない国」「平和な国」という他国にない素晴らしい価値観を広げるという崇高な理念もあるということにも気がつかなければなりません。
実は「日本は世界から相当期待されている国」でもあるのですよ。日本まで他国のように戦争する国に成り下がってしまったら、もはや世界に希望が無くなるじゃないですか?「武器を持たない戦い方もあるかも知れない」といった視点も忘れないようにしましょう。