【興味深い】「ナンシー・フレイザーのトランプ論」

公開日: : 海外

c62491653421bbcb2a41c190e1450046

フレイザーのトランプ論「進歩的ネオリベラリズムの終焉」

前回のフレイザーのインタビューでも見られましたが、トランプの勝利を、ネオリベラリズムで被害を被ったひとびとに支持された結果と解釈しています。そしてその勝利は「進歩的ネオリベラリズム」の敗北でもあると。進歩的ネオリベラリズムとは、グローバルな金融資本主義と「多様性」や「エンパワメント」といった言葉を唱えるエリートたちの結合、を意味しています。本来「多様性」や「反差別」といった言葉は、全ての人々のための理想でしたが、現在ネオリベラリズムに利用されて、能力主義や企業中心主義のための言葉になってしまっているとフレイザーは考えています。これはフレイザーが従来から批判しているフェミニズムの変質と深く関わっている重要な論点です。

トランプの支持者たちは、文化的には「多様性」を唱える教養あるエリートたちから差別され、経済的にもグローバル化で大きな打撃を受けました。本来ならそこで左翼が彼女・彼らの痛みを引き受けるべきなのですが、現代アメリカでは左翼が不在なため、トランプの反動的・差別的な政治にすくわれてしまった、ということです。
しかしもちろんトランプはひとびとの真の救済となるはずはないので、フレイザーは、とくにクリントンを支持したひとびとに、間違いを認めトランプ支持層に訴えかける努力をすべきだ、と論じています。

スポンサーリンク


以下ネットの反応。

なかなか興味深い「トランプ論」ですね。

あとは、今後数十年は揺れることさえないと思われた「グローバルな金融資本主義」の担い手である、莫大な資本(お金)を持ってる(グローバル大企業)と強大な権力を持ってる(マスメディア)と既存の政治家(オバマ・ヒラリー)勢力に痛烈な一撃が加えられたという部分もポイントだと思います。

だって、「グローバル化は世界がフラットになるまで止まらない」というのが定説でしたからね。まあ、結果として止まらないかも知れませんが、正義面して世界中を食い荒らす「グローバルな金融資本主義」勢力に一撃が加わった意味は大きいと思います。

今後は2か国間の貿易になるので、国のトップの資質が大きく影響してくるんでんでんすね。「グローバルな金融資本主義」勢力にベッタリだった日本は大丈夫でしょうかぁ。

「トランプの反動的・差別的な政治」

そして、差別的な部分だけにスポットを当てるのではなく、何に対する反動でトランプが選ばれたのかをしっかり理解しなければなりません。

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメント大歓迎です。一言からお気軽に。
  1. 匿名 より:

    【興味深い】「ナンシー・フレイザーのトランプ論」
    現代アメリカでは左翼が不在なため、トランプの反動的・差別的な政治にすくわれてしまった、ということです。

    ん?、ん????、はあ??
    そのアメリカ左翼が、アメリカ各地で反トランプデモをしているのでは?
    ジョージソロスのやってる慈善団体の博愛利権詐欺団体が、クリントン財団と一緒になって、活動家のスポンサーになってるぞ。
    あと、オバマが大統領になった時も大活躍していたぞ。
    あと、オバマケアを必死になって応援していたぞ。
    結果、アメリカ国民の大部分はフードスタンプ生活になり、見栄を張ってるナンチャッテ中間層が激増したけど・・・
    いくらカネ持っていても、ケガをしたら破産覚悟だからな・・・
    しかも、オバマケアの保険を使える病院はほとんどない始末。
    オバマケアは、単なる保険会社に巨大利権を与えただけに過ぎない政策。

    ナンシー・フレイザー・・・なんかこの人、スゲーな(笑)

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  • お問い合わせはこちら
    掲載できるかどうかはわかりませんし、返信・お礼などもできないかも知れませんが、情報提供もお待ちしております。
PAGE TOP ↑