県内の小中学校、高校などの教員や退職した教員らが20日、安全保障関連法案に反対する緊急集会を長野市で開きました。
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安保法案反対 県内教員らも結集 長野で緊急集会 http://www.shinmai.co.jp/news/20150721/KT150720FTI090016000.php
教職員組合だけでなく校長経験者も交えた約360人が立場を超えて結集。集会は県教組などの歴代委員長と元高校長6人を含む25人を呼び掛け人に開催した。
前県教育長の山口利幸さん(68)らを先頭に「教え子・若者を再び戦場に送るな」と訴え、中心市街地を行進した。山口さんはあいさつで集団的自衛権行使を容認する閣議決定について「解釈改憲はこそくだ。憲法の原理原則が状況によって振り回されることになる」と批判。県教組の松本隆委員長も、教え子を犠牲にした満蒙(まんもう)開拓青少年義勇軍の歴史に触れ「『お互いにだまされていた』の言い訳がなんでできよう」との元教員の詩を引用、「繰り返さぬぞ絶対に」と決意を述べた。
行進に参加した長野市の小学校教諭宮本大さん(49)は「教員が憲法9条を守っていくのは当然」。呼び掛け人の元高校長小山寿一さん(66)=上田市=は「戦争をできる国にしてはいけない。声を出せるうちに出しておかなければ」と先頭を歩いた。山口さんは行進後、「将来を左右する問題を人任せにせず、子どもが自ら考え、判断できる力を付けられる教育を実践して」と教育現場にエールを送った。
教え子 戦場に送るな 長野 教育関係者ら集会http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-07-22/2015072204_01_1.html
花島尭春(はなじま・たかはる)氏(「信濃毎日」元論説主幹)が講演し、「戦争への空気は、教育、マスコミへ介入の積み重ねの上にある。小異を捨てて、大同につくとき。内外の多くの犠牲の上にある平和憲法に反する法案を押し通すのは、戦争で流された多くの血を無意味にするものだ。めげない、あきらめない」と力強く語りました。
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以下ネットの反応。
各地で色々なことが起きている。つぶさに調べておかないとね。 / “戦争法案反対 各地で行動/教え子 戦場に送るな/長野 教育関係者ら集会” http://t.co/Wq5ARlcebe #社会
— ナカノ実験室2(旧勇気のセルフブク魔人) (@Web_bato_kannon) 2015, 7月 22
20日に長野の教育関係者でデモが行われていたようです。実際に子供たちと身近に接しているため、「教え子」が戦場に駆り出されることを想像しただけで身を引き裂かれる気持ちになると思います。彼らの行動・発言には薄ら笑いを浮かべながら戦争法案を国会で審議している人間にはないリアリティ・実存があります。
「声を出せるうちに出しておかなければ」これ、間違いありません。