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NHKが大胆な仮説「捨てられる”現金”が増加」⇒「タンス預金が?」=「タンス預金が増えて、将来不安から使われず、最終的にゴミ捨て場に行くのは、日本のゆがんだ経済の映し鏡」

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“捨てられる”現金の謎

群馬で4200万円、石川で2000万円…。サラリーマンの年収を上回るような大金ですが、いずれも「ゴミ捨て場」や「ゴミ処理場」で見つかった現金の額です。にわかには信じられないかもしれませんが、今、多額の現金が各地のゴミ捨て場などで、相次いで見つかっているのです。ことし、その額は少なくとも8500万円にも上ります。なぜ多額の現金が”捨てられている”のでしょうか。

亡くなった男性は、自宅に現金を保管していたことを家族などに伝えておらず、自宅を取り壊した際にほかのゴミやがれきと一緒に誤って処分された可能性が高いことがわかりました。

この仮定で「タンス預金」を試算すると、8月末の時点で実にお札の発行残高全体の4割余りにあたる44兆9563億円となり、去年の同じ時期と比べて3兆1394億円、割合にして7%増えているとしています。

熊野さんは「平成27年に相続税の非課税枠が縮小されたことを受けて、課税が強化されるのではないかという思惑から現金として持っておこうという人が増えていると見られる。また、日銀の大規模な金融緩和で超低金利となり、預金しておくインセンティブが減っている中で、将来的な財政不安から銀行に預けておくよりも、自分で動かせるよう保管しておきたいという人が増えているのではないか」と話しています。

全国で見つかった現金は、依然として持ち主がわからないものが多く、すべてがお年寄りのものだったのかどうかもわかりません。ただ、エコノミストの熊野さんは「ゴミとして見つかる現金は氷山の一角で、手元に保管している人はもっと多くいるはずだ。本来、経済活動に使われるお金が、個人も企業も将来不安を抱える中で手元にため込まれて流通していないという姿は、日本経済が抱える課題を象徴するような現象だ」と話しています。

日銀の統計によりますと、世の中に出回っているお札の総額は去年12月に初めて100兆円を超えました。日銀の異次元緩和によって、今、大量のお金が世の中に供給されています。しかし、お金が銀行から貸し出され、消費に使われて世の中に出回るのではなく、手元に保管されて最終的に”ゴミ捨て場行き”になっているのであれば、まさにゆがんだ経済の「映し鏡」になっていると言えるかもしれません。

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以下ネットの反応。

なかなか興味深い考察です。「竹やぶ」ドリーム再びです。

独身率も上がり、核家族化も進み、地域も崩壊しているところが多いですから、今後はこういったことが多発するかも知れませんね。

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