【民進党再生・野党統合シリーズ2】 野党統合に向けた第一歩は野党統一会派から始まる -立憲民主党も希望の党も心を広くして大同団結すべし- 17.12.27
第二に、国民がリベラル政党の消滅を恐れたのである。今まで支持してきた民進党が候補者を立てず消えてしまった。希望の党がその代わりかと思ったら、あにはからんや自民党の補完勢力でしかないことに大半の国民は気付いてしまった。そこで民進党に近い党を探したところ、立憲民主党ということになっただけの話だ。つまり、民進党の後継党と思われたからである。
【民進党再生・野党統合シリーズ3】 立憲民主党にも野党統一会派結成・統合を呼びかける責任がある -国民は右でも左でもなく民進党的な中道を望んでいる- 17.12.28
前号で指摘したとおり、立憲民主党の高得票は、政策・理念に共感したというよりも、むしろ、判官贔屓と民進党の代替が重きを占めていたのである。12月26日3日目の全国幹事会と両院議員総会の合同会議という丁寧なプロセスを踏み、立憲民主党と希望の党の双方に正式に統一会派を申し出たが、にべもない返事しか返ってこなかった。他党を寄せ付けない姿勢は、2ヶ月前の小池の排除とダブってくる。明らかに自己矛盾に陥っているのである。
調子に乗る立憲民主党が野党統一会派を拒み続けている姿を見た国民が、枝野立憲民主党の驕りを見逃さないはずがない。自民党からいじわるされ、オリンピックで森喜朗に、そして都政で内田茂に対抗する健気な小池は支持されていたものの、希望の党の結成後にリベラルを排除するいじわるな小池になり、瞬く間に支持を失ったのと同じ構造が生じつつある。
もう一つ気になることがある。枝野代表は排除で小池とダブるのに加え、自己陶酔し暴走する姿は前原にもダブって見えてくることである。別のブログで触れたが、前原も排除や踏み絵の段階で小池に向かって啖呵を切って「それなら民進党で戦う」と撤退していたら、こんなに傷は大きくならずに済んだだろう。枝野代表も今が突っ張り路線から撤退する潮時である。
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【民進党再生・野党統合シリーズ】1~3https://t.co/cokmQ7l6SD— 三宅雪子 (@miyake_yukiko35) 2017年12月28日
篠原さんは分裂前の民進党の評価が高いようですが、国民は「立憲を中心の野党再編」もしくは「野党再編せず」を求めているようです。
3党が合流したって、また内部でガタガタして終わるだけだと思います(民進や希望内部ですら、まったくまとまる気配がないですし)。
統一会派ではなく、政策ごと、選挙時の棲み分けが一番シックリとくるのではないでしょうか。