「北朝鮮からは現時点で何も連絡がない。中朝間には主要なルートが二つある。だが、そのいずれからも接触がないんだ。これは明らかに強硬一辺倒だった対北朝鮮政策の失敗を意味している。国内の専門家からも、政策の見直しを急ぐべきという声が高まっている」
全国人民代表大会(全人代=国会)が行われている中国・北京で、外交関係者が渋面でつぶやいた。
私は、かねて日本では不人気で評価の低い文在寅大統領が実は外交巧者である、とさまざまなメディアで発言してきた。本来、韓国の利害にも深くかかわる問題を米朝中だけで決められてしまう危機から一発逆転を狙うとすれば、彼の方法しかないと考えたのだ。
こうした動きを受け、欧米メディアでは「日本が蚊帳の外におかれた」(英紙『タイムズ』)とわざわざ報じたところもあったのだ。
だが、現時点で明らかなのは、日本と中国の外交的敗北である。
ただし、中国はまだリカバリーショット(ミスを取り戻す策)を残している。そもそも現在の平和路線は中国も主張していたものだと盛んに強調しているし、3月6日にスウェーデンのロベーン首相と会談したトランプ大統領は「中国が大いに助けてくれた」と語っている。
日本国内では、安倍晋三首相がトランプ大統領にアドバイスすべきといった驚くべき意見も聞かれるが、日本にどんな情報やルートがあるというのか。実際に金正恩と向き合う真剣勝負の場で、どんなアドバイスができるのか。あるのならば逆に教えてほしい。
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以下ネットの反応。
ようやくこういう論評が掲載されるようになった。
「北朝鮮からは現時点で何も連絡がない。中朝間には主要なルートが二つある。だが、そのいずれからも接触がないんだ。これは明らかに強硬一辺倒だった対北朝鮮政策の失敗を意味している」(中国政府外交関係者)https://t.co/JQOGoyJ17V
— かまやん (@kama_yam) 2018年3月20日
米朝対立における安倍外交の失敗。これはとても深刻です。安倍の子供じみた世界観がすべて破綻したのです。米国に必要だったのは、最初から北朝鮮と話をつけてくれる外国首脳でした。それに文在寅は応え、安倍はピント外れの進軍ラッパを吹き鳴らして遠ざけられたのです。https://t.co/GRiPvvUWkc
— 兵頭正俊 (@hyodo_masatoshi) 2018年3月21日
北朝鮮問題で、文在寅が国際協調を乱しているとか、日本が正しい外交方針を世界に示しているとか、考えていた方に一読をおすすめする。 / “東アジア・クライシス:第8回 米・朝・韓に取り残された安倍外交の敗戦=富坂聰 - 毎日新聞” https://t.co/cKNoJOfxDA
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2018年3月21日
分かる人には分かっていたはず。取り巻きやら、権力にすり寄って旨味を得ようとするさもしい専門家やジャーナリストはミスリードしまくった。曇りのない目で見よ、ということ➡東アジア・クライシス:第8回 米・朝・韓に取り残された安倍外交の敗戦=富坂聰 - 毎日新聞 https://t.co/UueOt04vaT
— 高瀬毅 (@seitakajin) 2018年3月21日
良いんじゃね?日本がいない方が絶対上手く行くでしょこんなんw https://t.co/sMPXwsJ5nT
— k-bou@3/25小松島G3 (@kbou55) 2018年3月21日
「安倍晋三首相がトランプ大統領にアドバイスすべきといった驚くべき意見も聞かれるが、日本にどんな情報やルートがあるというのか。実際に金正恩と向き合う真剣勝負の場で、どんなアドバイスができるのか。あるのならば逆に教えてほしい」
三浦瑠麗さん、教えてあげて。— naoko (@konahiyo) 2018年3月21日