スペインで新たな公安法が発効しました。デモを行う権利を規制する内容であるため、反対派は「言論統制法」と強く非難。発効前日には、国内30都市以上で抗議デモが展開されました。
スポンサーリンク
スペインの「ギャグ法」、デモ参加に罰金8千万円http://www.asahi.com/articles/ASH796341H79ULPT005.html?iref=comtop_list_int_f01
政府の緊縮策に反発して、失業に苦しむ若者たちが首都マドリードの広場を占拠し始めたのは2011年5月だった。以来、この「怒れる者たち」の占拠行動は財政危機にある欧州各国の反緊縮政策の中核となってきた。ニューヨークで同年9月から繰り広げられたあの「ウォール街を占拠せよ」運動の先駆でもあった。そのスペインのデモ活動に参加したら「最高60万ユーロ(1ユーロ135円として8100万円)の罰金」という新しい治安法が7月1日施行された。財政危機、記録的な失業率(訳注:2015年第1四半期でも25歳以下の失業率は51・3%)。デモに超高額な罰金を科すというマリアーノ・ラホイ首相の保守派政権の新手法に、人権活動家たちはカンカンに怒っている。
新たな法律の下では、交通の要所や原子力発電所など重要施設の近くで無許可のデモを行った者は、1人最大60万ユーロの罰金が科せられる可能性がある。議会周辺での無許可集会も禁止となり、住宅街でデモを行うなどして公共の秩序を乱した場合には最高3万ユーロの罰金が命じられることになる。
無断で警察画像を配信したジャーナリストや報道機関、警察官を侮辱した者などは罰金600ユーロの可能性がある。公安法はさらに、アフリカ北部にあるスペインの飛び地領、セウタとメリリャにやって来た移民を国外退去させる権限を当局に与えている。
マドリード報道協会はこの新法について、ジャーナリズム活動における「自由を損ねる」ものだと批判。スペインの主な警察組合も声明を出し、「今は最適な時期ではない。スペインは社会、政治、経済における変革の時代を迎えており、必要な政治的・社会的総意のないまま法律が施行されれば、変革はより困難になる」とした。
スポンサーリンク
以下ネットの反応。
かつては、革命政府の自己保身に汲々とした反知性的な経済/産業政策が餓死や粛清の量産を生んだけど、今は保守政府の自己保身に汲々とした反知性的な反人権政策が圧政と虐殺にまっしぐらと云う状況。/スペインの「ギャグ法」、デモ参加に罰金8千万円:http://t.co/3DDP7a77pA
— leny φ(`ヘ´)ノ#鶴橋安寧! (@LenyIza) 2015, 8月 24
すげぇことやってるなぁ
◆スペインの「ギャグ法」、デモ参加に罰金8千万円 http://t.co/KEP3fAJz1f
警官を侮辱したら600ユーロ
警官に不利な写真を拡散させたら最高3万ユーロ
国会議事堂その他機密を要する施設周辺で無許可の抗議行動に参加したら60万ユーロ
— ユキカゼ (@NAVY_ICHIHO) 2015, 8月 24
ここの「ギャグ」は「さるぐつわ」だとおもうんだけどどっちにしても解説してくれ > スペインの「ギャグ法」、デモ参加に罰金8千万円:朝日新聞デジタル http://t.co/WCbkPQ25qZ
— ずの=3 (@Me_zno) 2015, 8月 24
すごいな。デモに参加すると罰金8千万円。デモで警官が参加者を殴ったりするのをアマチュアがビデオ撮影して拡散すると400万円の罰金/スペインの「ギャグ法」、デモ参加に罰金8千万円:朝日新聞デジタル http://t.co/Dq4Bq3a8Gg
— vette@大阪 (@vette) 2015, 8月 23
フェルナンデス内相「困るのは暴力的な人だけだ」
ラホイ首相「より自由な行使を実現するため…」
…この手の国民の分断を目論んだ発言は為政者の常だな
→【スペイン「言論統制法」のゴリ押し】 http://t.co/RZwHsp0hkF pic.twitter.com/Fg7JEYQeIb
— スーパー猛毒ちんどんコンポーザー佐藤 (@SMChingDongSATO) 2015, 8月 8
"@Newsweek_JAPAN: スペイン「言論統制法」のゴリ押し──太陽の国で言論弾圧が始まった|ニューズウィーク日本版 http://t.co/yjPmVTZKkK pic.twitter.com/NXcOhTIArk"
なんだ、この世界的傾向!
— MONIUQE koyamakumiko (@MoniqueOsampo) 2015, 8月 7
スペインもひどいことになっているな。デモを規制する法律とは。
でも警察組合が反対声明を出しているのか。このへん日本の警察とは違うな。
“スペイン「言論統制法」のゴリ押し|ニューズウィーク日本版 http://t.co/av2DNF9M59”
— くろへびヤマタ (@NoirCoil) 2015, 8月 6
逆に言うと、 #公安 の許可がないと #デモ ができない日本は「言論統制国家」か。日本は #民主主義 じゃないんだなぁ。→スペイン「言論統制法」のゴリ押し | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト http://t.co/qu6UoLqIiG
— アンディしげ (@andyshige) 2015, 8月 6
スペインでも言論統制の動きが強まっているようです。「圧政」は世界的なトレンドのようですね。もちろんこれは集団的自衛権を押し付けようとしているアメリカでも同じです。アメリカの庶民はすでにやられたいだけやられています。
今の闘いの構図は国VS国ではなく、「庶民(99%)」VS「金持ち(1%)」です。僕らが共闘すべきは世界の庶民であり、打ち倒すべきは庶民の死体の山の上にのさばる金持ちです。敵を間違えないようにしましょう(どこの国の政府もほぼ操り人形です)。
でも、警察が反対の意思を示しているなんてスペインはまだ可能性があるのかな?それとも、そこまで追い込まれていのかな?誰か教えてください。