日本政府のIWC脱退決定について、水島朝穂・早大法学学術院教授(憲法学)は、憲法の観点から問題点を指摘する。
国際機関への加盟の根拠となる条約の締結について、憲法七三条は、事前もしくは事後の国会承認が必要としている。その趣旨からすれば、条約や国際機関からの脱退も国政の重大な変更であり、国会での議論抜きにはあり得ない。
だが、安倍政権はIWCからの脱退について、野党や国民にきちんとした説明をしないまま、臨時国会閉会後に決めてしまった。
IWC脱退、国益か 主張蹴られ反発 国際連盟以来?の「お家芸」 鯨食、日本文化も大事だが…
日本政府は26日、国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退を正式に表明する。国際機関からの離脱は戦前の国際連盟以来では--と世の関心は高い。満州事変は侵略だとして撤兵を迫られ、松岡洋右(ようすけ)首席全権が連盟総会を退席した一件とも重なるようだが、実際はどうなのか。
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以下ネットの反応。
色々考えてみたが、やっぱりIWC脱退で得をするのは、沿岸捕鯨の地元である山口と和歌山、そこが地盤の二階俊博と安倍晋三しかいない。そもそも沿岸捕鯨は脱退しなくとも可能で、逆に南半球で操業が出来なくなれば規模が縮小する。我々に残るのは国際法秩序を足蹴にする国家の市民という不名誉だけ。 pic.twitter.com/DR1F7V6bQh
— 異邦人 (@Beriozka1917) 2018年12月26日
IWC脱退について考える記事です。専門家の指摘です「日本は戦後、国際協調主義を貫いてきた。自分の主張が通らないので国際的枠組みから抜ける、というのは最悪の選択です。米トランプ政権の自国第一主義と連動しているようにも見える」‥。 https://t.co/bH5HrngJZd
— 小川一 (@pinpinkiri) 2018年12月25日
IWC脱退のことでわかったのは、クジラを守ることではなく、クジラをたくさん食べようって話でもなく、安倍氏と二階氏の地元がクジラを獲っているってこと。
— なないろ (@nanairo0606) 2018年12月27日
韓国のレーダー照射の件といい、IWC脱退の件といい、どうして敵を作ることばかりする。安倍政権の延命策は日本の自殺行為。
反捕鯨国、日本批判強化へ(共同通信) - Yahoo!ニュース https://t.co/xLFt6FZYTY @YahooNewsTopics— 中沢けい (@kei_nakazawa) 2018年12月26日
IWC脱退に断固反対する。対話を拒否して生まれるものは何か。独善的・利己的な思考の先に待ち構えているものは何か。73年前に我々は痛いほど学んだはずだ。祖国・日本はどこまで愚かになるのか https://t.co/pqwo3fKGzK
— 三浦英之 (@miura_hideyuki) 2018年12月26日
立憲民主・枝野代表、IWC脱退方針に懸念
枝野代表「日本は自分に都合が悪いことは感情的に国際社会の協調から抜け出すような国なんだということが、この件で他の分野でもレッテル貼られると、大きく国益を損なう」「国際社会の中での孤立に向かうきっかけになりかねない」https://t.co/MQOzkQGzbg— 立憲民主党 (@CDP2017) 2018年12月23日
日本政府の国際捕鯨委員会からの脱退について、成蹊大の加藤節名誉教授は「文化の固有性も大切だが国際的枠組みの中でどう折り合いをつけるかが政治家の役割。自国優先の強行は近代的理性からの後退だ」と警告しました。https://t.co/S8UmngZom8
— 毎日新聞 (@mainichi) 2018年12月25日
IWC脱退決定をめぐって水産庁と外務省との間で激しい駆け引きがありました。
「IWCは機能不全」と主張する水産庁に対し、「国際的信頼を失う恐れ」と抵抗する外務省。
最後は政治決断での決着となりました。https://t.co/pPI7oQaw1m— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年12月26日
要は、安倍内閣は憲法も国会も何かのおまけくらいにしか考えていないということ。選挙以外にこの政権を止める方法がないが、年が明ければ、まもなくその時はやって来る。
東京新聞:国会に説明なく、憲法軽視 IWC脱退 早大・水島朝穂教授:政治(TOKYO Web) https://t.co/F7MolCr6Jk
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) 2018年12月27日
IWC脱退表明についての読売新聞の解説が分かりやすい。今後の方向性は2つの選択肢があるが、いずれも不透明、困難。そもそも国内の鯨肉需要も長期下落傾向。ピーク時の50分の1。「学校給食などへの提供や販売促進を行いたい」と水産庁。大人が食べない食材を、子供に無理やり食わせようという…… pic.twitter.com/5P73ROXQUK
— Shoko Egawa (@amneris84) 2018年12月27日
【羽鳥モーニング】井田徹治氏、IWC脱退・商業捕鯨について、
「役人と一部の政治家で決めるのではなく、もっと広い議論をするべき」
と解説。
そうですよ、なんで簡単に脱退とか決められるのか?— はつみみ (@risusuzume) 2018年12月27日
国会に説明なく、憲法軽視 IWC脱退 早大・水島朝穂教授https://t.co/RN1FVtSHga国際機関からの脱退を内閣が勝手に行い、国会にも説明せず、記者会見もすぐに開かない。この「聞く耳を持たない」姿勢は一貫しており、安倍政権の「国会無視」「憲法軽視」の姿勢の到達点ともいえる。 pic.twitter.com/ZPT3R4GHkD
— oohira ataru (@ttammakko) 2018年12月27日