都合のいい「要請」国民に圧力 判断の丸投げ長期化、責任は負わず
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府は「要請」の名の下に日常生活や企業活動に関わるさまざまな自粛を国民に促している。本来は法的根拠のない「お願い」にすぎないが、自治体が全国ほぼ横並びで一斉休校に応じるなど、政府の「要請」は強制措置と同様の効力を発揮する。しかも過剰自粛で社会的影響が生じれば、政府は「強制はしていない」と逃げられる。都合のいい「要請」は根拠も責任も曖昧なまま、長期化の様相を帯びる。
法的根拠のない一連の「要請」は、首相が対策本部で唐突に発言する形で始まった。首相は2月26日に全国的なイベントの中止や延期などを「要請」。翌27日には学校の一斉休校を要請した。政府は「あくまでお願い」と強調するが、選抜高校野球やコンサートなど各地のイベントは軒並み中止に。今月16日までに休校を実施したのは国立が100%、公立が98・9%、私立が97・8%に上る。
「この1、2週間が瀬戸際」として期間限定で始まった「要請」は長期化しそうな雲行きだ。13日には私権を制限できる緊急事態宣言が可能となる法改正が成立したが、政府は感染が爆発的に増えない限りは宣言しない方針。政府高官は「日本の国民はお願いだけで十分、協力してくれる」という。
実際、「要請」の効き目は強烈だ。「全国一斉休校の宣言が出た後からみるみる仕事が減った」。業績悪化した勤め先から退職を求められた40代男性は19日、閣僚や与党幹部向けのヒアリングで首相らに窮状を訴えた。
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以下ネットの反応。
我々は完全に舐められている https://t.co/KlED6onwlo
— ガイチ (@gaitifuji) March 21, 2020
“「要請にとどめることで責任を負いたくない政治的思惑が透けて見える」” / “都合のいい「要請」国民に圧力 判断の丸投げ長期化、責任は負わず|【西日本新聞ニュース】” https://t.co/ONNCTcZIct
— 深町秋生・8月新刊&「インジョーカー」文庫化 (@ash0966) March 22, 2020
この見出しを付けた整理記者は、素晴らしいと思う。その勇気と記者魂を称えたい。引き続き頑張ってほしい。
都合のいい「要請」国民に圧力 判断の丸投げ長期化、責任は負わず https://t.co/7kzV9ZGpMw
— ふ。 (@fu_sakura) March 21, 2020
政府は「要請」の名の下に日常生活や企業活動に関わるさまざまな自粛を国民に要請。過剰な自粛で社会的影響が生じれば、政府は「強制はしていない」と逃げることができる。https://t.co/kXUAzuiVaK pic.twitter.com/kXmrCXWDjC
— 非一般ニュースは2回もアカウント凍結 (@tkFiMNaoKWQeSMi) March 22, 2020
「要請」長期化による国民の「自粛疲れ」を懸念する声も。広瀬教授も「曖昧な要請を長期に繰り返すことで実効性がなくなる恐れがある」と感染防止の観点で警鐘を鳴らす
ですよね〜都合のいい「要請」国民に圧力 判断の丸投げ長期化、責任は負わず|【西日本新聞ニュース】 https://t.co/qf2H4kSczF
— サオリ/SAORI🐤🐤 (@saori3) March 22, 2020
科学的・医学的なき要請の反動が、週末の賑わいに繋がってる可能性もあるんじゃないですかねこれ。。 都合のいい「要請」国民に圧力 判断の丸投げ長期化、責任は負わず https://t.co/FYzzGiqLmL
— \たざきしあん/ (@westinghouse565) March 21, 2020