検察幹部を政府の裁量で定年延長させる真の狙いは、与党の政治家の不正を追及させないため以外に考えられません。東京高検の黒川弘務検事長の定年を延長した理由に、政府は「重大かつ複雑困難な事件の捜査・公判の対応」を挙げました。黒川君は優秀な検察官ですが、黒川君でなければ適切な指揮ができないような事件はありえません。
ほった・つとむ 1934年生まれ。東京地検特捜部検事としてロッキード事件を捜査した。弁護士、さわやか福祉財団会長。
今回の法改正を許せば、検察の独立に対する国民の信頼は大きく揺らぎます。「政治におもねる組織だ」と見られると、捜査につながる情報が入らなくなったり、取り調べで被疑者との信頼関係を築きにくくなって真実の供述が得られなくなったり、現場に大きな影響が出るでしょう。
検察はこれまでも、政治からの独立をめぐって葛藤を続けてきました。検察庁は行政組織の一つとして内閣の下にあり、裁判所のように制度的に独立していない。一方で、政治家がからむ疑惑を解明する重い責務を国民に対して担っています。与党と対立せざるを得ない関係なのです。
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以下ネットの反応。
ちゃんと読もうぜ! #検察庁法改正案に抗議します https://t.co/85PzrdB6Vf
— 髙田延彦 (@takada_nobuhiko) May 14, 2020
ロッキード事件を捜査した元東京地検特捜部検事の堀田さんの言葉です。
「与党の政治家の不正を追及させないため以外に考えられません」信頼に傷、総長も黒川検事長も「辞職せよ」 堀田力さん:朝日新聞デジタル https://t.co/YYktBJ8LeP
— 蓮 舫 ・ 立 憲 民 主 党 ( り っ け ん ) (@renho_sha) May 14, 2020
「私の経験から言えば、政治家がその権力を背景に捜査に圧力をかけてくることはよくあります」
「組織のトップたる総長や検事長には政治の不当な圧力に対抗できる胆力が求められ、その人事が政治家の判断にかかるようなことはあってはならないのです」https://t.co/NTVtYSiQMT
— 望月優大 (@hirokim21) May 14, 2020
https://t.co/9L8xDALJ0z
「検察幹部を政府の裁量で定年延長させる真の狙いは、与党の政治家の不正を追及させないため以外に考えられません。…黒川君でなければ適切な指揮ができないような事件はありえません。」堀田元法務省官房長のこの言葉どおりだと私も思います。— 原口 一博 (@kharaguchi) May 14, 2020
その通り!酒本、いいインタビュー記事だ(←僕のゼミの教え子です)
「2人とは親しいですが、自ら辞職すべきです。改正法が成立しても「政府から定年延長を持ちかけられても今後、検察はそれを受けない」くらいの宣言をする。」堀田力さん https://t.co/otdcbPQ1s7— 神保哲生 (@tjimbo) May 14, 2020
ロッキードを手掛けた特捜検察の大ベテラン。相当に重い直言と感じるが、さて。
信頼に傷、総長も黒川検事長も「辞職せよ」 堀田力さん:朝日新聞デジタル https://t.co/A4FNPbzxtb— 石田博士 (@ishida1970asahi) May 13, 2020
「検察幹部を政府の裁量で定年延長させる真の狙いは、与党の政治家の不正を追及させないため以外に考えられません」(元法務省官房長・堀田力さん)。つまり、そういうことです。それ「以外に考えられない」https://t.co/tFcUZYF3Pt
— 山口一臣 (@kazu1961omi) May 13, 2020
《検察幹部を政府の裁量で定年延長させる真の狙いは、与党の政治家の不正を追及させないため以外に考えられません》
《政治による不当な定年延長を受け入れた黒川検事長の責任は大きいし、それを認めた稲田総長も責任がある。2人とは親しいですが、自ら辞職すべきです》https://t.co/mF7E59Tw0h— 南 彰 / MINAMI Akira (@MINAMIAKIRA55) May 13, 2020