自民、公明両党は26日の幹事長・国対委員長会談で、国家公務員の定年を引き上げる国家公務員法改正案について、継続審議とする方針を再確認した。22日の衆院厚生労働委員会で、廃案を念頭に見直しの可能性に言及した安倍晋三首相に異議を唱えた格好で、政府・与党は足並みの乱れを露呈した。
同改正案は、一括審議されていた検察庁法改正案が世論の批判を浴び、政府・与党が今国会成立を断念したあおりで、継続審議の方向となった。しかし、自民党の世耕弘成参院幹事長が新型コロナウイルス感染拡大による民間の雇用悪化を踏まえ、見直しを提唱。首相も衆院厚労委で「民間に先駆けて一律に65歳に延ばすのは性急ではないのかという批判もある」と同調した経緯がある。
しかし、自民党幹部によると、国家公務員法改正案について政府から「廃案にしたい」という話はないという。首相は、法案の扱いに責任を持つ党国対の頭越しに廃案を示唆した形。報道各社の世論調査で内閣支持率が急落したことに「焦りがある」(政府関係者)との指摘もある。
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以下ネットの反応。
「自民党幹部によると、国家公務員法改正案について政府から『廃案にしたい』という話はないという。首相は、法案の扱いに責任を持つ党国対の頭越しに廃案を示唆した形」
検察庁法改定案への批判をかわしたいあまり、束ね法案ごと廃案を口走った安倍首相。場当たり的すぎる。https://t.co/cF0PjX0BbW
— 山添 拓 (@pioneertaku84) May 26, 2020
公務員法めぐり政府・与党混乱 自公幹部、「廃案」に異議(時事通信)
支持率激減の安倍政権に与党も意見を言い始めた。沈む泥舟からの脱出を図るのか。逃げるが勝ちだ。早く泥舟を見捨てろ。 https://t.co/duOCtyBHnZ
— あらかわ (@kazu10233147) May 26, 2020
法案自体は党として了承しているものだから、自民党としての振る舞いはこれが正しい。安倍ちゃんがとち狂って「廃案」とか急に言い出しただけだし。
公務員法めぐり政府・与党混乱 自公幹部、「廃案」に異議:時事ドットコム https://t.co/Cz0ssha3Oe
— GEISTE (@J_geiste) May 26, 2020
官邸にとって、公務員の定年延長なんて添え物に過ぎず、眼目は黒川定年延長にあったということを、正直に露呈してると思う。今さらもう、どうでもいいんだよ。https://t.co/DcvscRLmUc
— 秦映児 (@hataeiji) May 26, 2020
時事◆公務員法めぐり政府・与党混乱 自公幹部、「廃案」に異議https://t.co/3zrmu4Oaqj 「自民党幹部によると、国家公務員法改正案について政府から「廃案にしたい」という話はないという。首相は、法案の扱いに責任を持つ党国対の頭越しに廃案を示唆した形」※安倍には黒川ありきの法案だった。
— deepthroat (@gloomynews) May 26, 2020