このうち、アメリカの学術機関「アメリカ科学アカデミー」は、南北戦争のさなかの1863年、政府などに対して科学や技術に関する専門的な助言を行う組織として、当時のリンカーン大統領が法律に署名して設立されました。
財源は助言を行った際に政府機関から支払われる対価や、寄付などで、ウェブサイトによりますと、2018年は3つのアカデミー合わせて連邦政府からおよそ2億ドル、日本円で210億円余り、助成金や寄付でおよそ5500万ドル、日本円で58億円近い収入を得ています。
また、イギリスには世界で最も伝統のある学術機関「王立協会」があり、当時の国王、チャールズ2世から認可を得て、1660年に設立されました。
財源は、政府からの助成金や寄付などで、2018年には政府からはおよそ4700万ポンド、日本円で64億円余りの助成金を、また、寄付でおよそ350万ポンド、日本円で4億8000万円近くの収入を得ています。
日本学術会議の予算は、およそ年間10億円と欧米の学術機関に比べると大幅に少なくなっています。
◆ぎりぎりの予算で運営
会議の予算は政府からの約10億円で賄う。本年度予算では職員約50人の人件費や事務費などに約5億5000万円、国際的な学術会議の分担金に約1億円を計上した。事務局職員は各省庁から派遣される国家公務員で、数年ごとに異動する。会員210人に固定給はなく、元会員への年金制度もない。総会や分科会に出ると支給される手当は、会長は日額2万8800円、会員は同1万9600円。手当の合計額は本年度予算で、会員は約7200万円、運営に協力する約2000人の「連携会員」は約1億300万円。交通・宿泊費は別に実費精算される。
会議元幹部は「議論の活発な分科会は会議も多い。年度末には、手当や旅費支払いの一時凍結や受領辞退のお願いを会員に送っていた。節約のためネット会議も多用するほか、自腹で出張する会員も多い」と話す。ぎりぎりの低予算で運営されているのが現状だ
スポンサーリンク
以下ネットの反応。
【嘘デタラメ】スガとイソジン維新は、学術会議10億円を行革の対象とする嘘デタラメの攻撃を仕掛けている。後任を指名もできない、専門分野ごとの分科会などが公表する「提言」は先月だけでも25件もあり、固定給で低い出張旅費で手弁当、年金もない。https://t.co/3thJGsFLCs
— 金子勝 (@masaru_kaneko) October 9, 2020
菅首相「行革の視点は当然」 日本学術会議が行政改革の対象にhttps://t.co/WWBpCMU3l4
首相は学術会議について「政府の機関であり、年間約10億円の予算を使って行動している。会員は公務員の立場になるわけだから、国民から理解される活動をしていただく必要がある」と説明。
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 9, 2020
中曽根康弘の葬式費用:9600万円
河井案里の選挙資金:1.5億円
アベノマスクの検品費:8億円
吉本興業支援:100億円
加計学園支援:440億円
アベノマスクの総予算:970億円日本学術会議の予算:年間10億円
日本政府は税金の使い道がおかしいにも程があるだろ。
学者への支援を怠る日本なんて衰退して当然。— 大神ひろし (@ppsh41_1945) October 9, 2020
日本学術会議問題は、政府から明快な説明責任が果たされるべきであることは勿論、首相直轄の内閣府組織として年間10億円の税金が投じられる日本学術会議の実態や、そのOBが所属する日本学士院へ年間6億円も支出されその2/3を財源に終身年金が給付されていること等も国民が知る良い機会にして貰いたい。
— 長島昭久 Akihisa NAGASHIMA, MP (@nagashima21) October 3, 2020
立川志らく「学術会議って10億円を国から貰ってるけど、無くてもいいんじゃない?学問の侵害とかいうけど研究はできる。ごっちゃにしてる。あと、軍事研究は禁止というけど、中国の”千人計画”には協力してるという矛盾」
松宮孝明「デマじゃないですか?」
志らく氏はよく聞いたなw pic.twitter.com/veytVmXxYm
— 自由 (@FreeTweet000) October 5, 2020
最近のニュースで日本学術会議の年間予算が10億円「も」あると流れていますが、10年ほど前までは約15億円でした。どんどん削られているのです。
— 斎藤成也 (@Saitou_Sayer) October 5, 2020
日本学術会議。年間10億円の予算は団体運営補助金。国の政治はまだこんなことをやってんのか。大阪は各種団体について団体運営補助から事業補助に切り替えた。各種団体から凄まじい反対にあったが、団体運営補助は団体を堕落させる。学術会議の予算も仕事の結果に対する補助に切り替えるべき。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 3, 2020
日本学術会議は軍事に対する研究に何度も反対してきた過去があります。「政府は学問の自由を侵害してる」と声を上げている方々はそれを知って発言しているのでしょうか?学問の自由を妨げてるのはどちら?民営化するべきでしょう、そして毎年この組織に流れてる10億円は、まともな研究に使いましょう。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) October 6, 2020
辛坊治郎氏「日本学術会議、毎年10億円ぐらいの予算が組まれて、参加すると報酬が出る」「基本的に各国は学者さんが自分たちで金を出して… https://t.co/0XpQDLRDLF
— 政治知新 (@seijichishin) October 4, 2020
学術会議の実態は?固定給、年金なし…自腹出張も//
学術会議は歴代自民党政権?安倍・スガ政権?とその擁護者にとって、よほど目の上のタンコブなのだろう
様々なメディア・個人等によってファクトチェックが進められているが、政権擁護派の
嘘大袈裟歪曲の
まぁ酷いこと https://t.co/w7jvya57vf— たなべ健一 (@kensan68242491) October 9, 2020
英ネイチャー誌「菅首相・トランプ大統領・ブラジルのボルソナロ大統領は、学問の独立性を侵害する。看過できない」
日本学術会議の予算は、年間10億円と欧米の学術機関に比べると大幅に少ない。また会員は任期6年だが、各国では大半が終身制を採用
――NHKが報じた意味は大きいhttps://t.co/ax13ZLJ14z— 盛田隆二🍺Morita Ryuji (@product1954) October 9, 2020
科学誌「ネイチャー」
「国家が学問の独立性を尊重することは、現代の研究を支える基盤の1つで政治家がこうした約束を破るなら、人々の健康や環境、それに社会を危険にさらすことになると訴え「科学と政治の関係が危機にさらされている。黙って見ていることはできない。」 https://t.co/5eeHnEwxXA— 原口 一博 (@kharaguchi) October 9, 2020