MERS(中東呼吸器症候群)が韓国で感染の拡大を続けている。そして、その拡大の原因のひとつとして、MERS患者を病院側が受け入れなかったこともあるという報道がされた。
病院側ではMERS患者を受け入れてしまうと、相当な経済的損失を被ってしまうため受け入れを渋るとのこと。
http://www.wowkorea.jp/news/korea/2015/0602/10145772.html
中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)3次感染者が発生した中、感染症を眺める閉鎖的な見方がMERS拡大をあおっているとの指摘が出ている。
2日、京畿(キョンギ)地域の中・大型病院の関係者によると、MERS恐怖が徐々に拡大される中で、関連症状が見られる患者の受け入れを渋る病院が増えているという。
MERSと疑われる患者が病院に入院した事実が外部に伝われば、病院のイメージ損傷はもちろん、相当な経済的損失を伴うものとみなす理由からだ。
このような現状が発生し、MERS感染患者と直接・間接的な接触があった患者の場合、MERS感染患者との接触事実を隠して病院を訪れることになる。
実際に最初の死亡者の場合、先月25日、京畿・華城市(ファソンシ)の病院に入院していたが、平沢の某病院でMERS最初の感染患者と同じ病院の同じ病棟で治療を受けていた事実は明らかにされなかった。
このため、この病院は死亡者がMERSとの関連性があるという事実を全く知らないまま、一週間ほどを17病床がある集中治療室で治療した。この期間、この病院を出入りした患者は40人に達し、医療スタッフも50人に達していたことがわかった。
国が初期の段階でもっとリーダーシップを持って対応していれば、ここまで感染が拡大することはなかったでしょう。最初の死亡者との連絡が途絶えた後、放置していたことからもよくわかります。
http://www.wowkorea.jp/news/korea/2015/0602/10145757.html
韓国保健当局が当初、最初のMERS(中東呼吸器症候群)死亡者で25人目の患者(57歳女性)側から「MERS患者接触」に対する通知を受けても、途中、連絡が途絶えたという理由で放置していた事実が明らかとなった。
当局は死亡者が発生した翌日、MERS関連の会見を通じて「今後、連絡が途絶えても直接訪ねて行き、確認する」という立場を明かし、対応遅れの問題がさらに激しくなる見通しだ。
この死亡者は5月15日から17日の間に、最初の患者とB病院の同じ病棟にいたが他の病院を経て、5月25日、京畿道(キョンギド)にある某大学病院に入院した。しかし、保健当局はこの患者が死亡する前日である5月31日になってようやく、感染の疑いのある患者だと病院側に通知し、隔離および集中管理がおこなわれた。