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http://seijijousei.blogspot.jp/2015/10/nenkin-ga-unyouzon-de-9.4chouen-ushinawareta-shisan.html
野村證券西川チーフ財政アナリストの試算を日経朝刊(2015年10月1日)が報じた。
GPIF7〜9月期の運用損 9・4兆円。
試算の内訳は以下のとおり。
海外株の運用損 4・3兆円
国内株の運用損 5・1兆円この間日経平均は14%下落していた。
ちなみに、昨年度の運用実績は以下のとおり。
GPIF14年度の運用益 15兆2922億円
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL27HCJ_X20C15A8000000/
公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が27日発表した2015年4~6月期の運用実績は、2兆6489億円の黒字だった。プラスは5四半期連続。国内株の上昇や、円安による海外資産の評価益が寄与した。収益率は1.92%で、1~3月期の2.14%からは低下した。GPIFは国民年金と厚生年金の積立金を国内外の株式や債券に分散投資している。運用資産額は6月末時点で141兆1209億円となり、自主運用を始めた01年度以降の過去最高を更新。これまでの最高だった3月末(137兆4769億円)を上回り、初めて140兆円台に乗せた。
【GPIFの資産構成】
6月末(3月末)
国内債券 37.95%(39.39%)
国内株式 23.39%( 22.0%)
外国債券 13.08%(12.63%)
外国株式 22.32%(20.89%)
短期資産 3.27%( 5.08%)
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以下ネットの反応。
「日本経済新聞2015年10月1日朝刊が、GPIFの運用損が9・4兆円となる試算を報じた」。株を官製相場で操れると考えた、世間知らずのお坊ちゃん総理の決算。株で、常に永遠に絶対に儲かるなら、世界に経済破綻する国などなくなりますよ。 http://t.co/ZG9UQ3BLtF
— 兵頭正俊 (@hyodo_masatoshi) 2015, 10月 1
GPIFの運用についての日経記事。7〜9月の3ヶ月間で8兆円程度のマイナスになると申し上げていたが、9兆円を超えるマイナスになるとの試算もあるようだ。年金の保険料を過度に株式市場に突っ込むのはやめたほうがいい。http://t.co/SHo2KJ2Q4F
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2015, 10月 1
7〜9月、国民が積み立ててる年金積立金が
9.4兆円も溶けて消えましたという記事。
10月1日:日経新聞 「公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、7~9月期の運用損は、9.4兆円。」
. pic.twitter.com/APEP5d0KWe
— T. HIRANO (@TOHRU_HIRANO) 2015, 10月 1
【(日経)GPIFマイナス運用か7~9月/試算によると、GPIFの7~9月期の運用損は9.4兆円だった。内訳は海外株の運用損が4.3兆円で、国内株は同5.1兆円。この間、日経平均株価は14%下落した】
高くなってから買う、ど下手な人達が運用してるから大損当たり前かも・・・
— 名もなき投資家❤️ (@value_investors) 2015, 10月 1
この話は何が酷いって、国民に詳しく説明もせず去年の秋からリスクの高い株に年金貯蓄を大幅に突っ込んでるってことですよね。
そして、突っ込んだ年金貯蓄で株式相場を高く維持しているだけなのに、それを「アベノミクス~」とか言って自分の手柄に総理がしようとしているのもおかしいわけです。ぶっ飛んだ場合の責任はどうせ「国民の税金」でまかなわれるわけですから。
さらに恐ろしいことは、もはや外国人投資家は日本市場からはいなくなった(9月頭)と言われている中、買い支えている側のGPIF(年金貯蓄を運用している法人)は引くに引けないということです。
もし、GPIFが年金貯蓄を株式市場から引いてしまったら、大暴落へとつながってしまいます。よって、今後も我々の年金貯蓄は溶け続けていく可能性が高いという事です。