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http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/1f73318309fa08d418ba2da426153edc
2016年1月4日から通常国会が始まり、論戦が繰り広げられているわけですが、なんだかカッタルイというか生ぬるいというか、これで安倍内閣の支持率が下がるとはとても思えません。民主党などが追及しているのは
1 低所得の年金受給者へ臨時給付金3万円を配るのはバラマキだ
2 消費税を10%に再増税するにあたって導入する軽減税率の軽減分1兆円の財源がない
3 安保法制は立憲主義違反だ
という3点なわけですが、1については、いくら参院選目的のバラマキだとはっきりしていても、ばらまいてもらう人が現にいるわけで、対象となる高齢者の方々は黙って3万円のお小遣いを楽しみにしているに決まっています(失礼!)。
しかも、この方々の投票率は高いのですからバラマキの効果は絶大で、これに水を差している民主党などは必ず支持率がむしろ下がると思います。
2・3についていうと、消費税増税に伴う軽減税率に財源がないと追及するのは、じゃあ消費税増税を一律にすべきなのかということになって、選挙対策としてもさらに下の下です。
また、安保法制反対だの、ましてや立憲主義云々なんて、市民連合の方々には申し訳ないのですが、それだけで選挙で勝てる公約ではありません。
「確かに安保法制廃止や立憲主義維持で一致して、連合政権を目指す的なことは大事なんですが、それでは理が勝ちすぎていてわかりにくい。
それに比べて、税金上がるのがいやだっていうのは理屈の前に、まず国民大多数の感情でしょ?税金は誰だって上がるの嫌なんです。この嫌!という感情が大事!
そして、理屈的にも本当に、庶民大多数にとって消費税は多くの市民を貧しくして格差を拡大し、国の景気も悪くして全体の税収を減らしかねず、百害あって一利なしなわけです。
ですから、今夏の参院選ないしは衆参ダブル選挙での自公与党の大勝をストップし、改憲を阻止するのに一番いいのは、消費税増税反対という公約なんですね。安保法制やTPP反対などではダメ。」
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以下ネットの反応。
野党は消費税増税反対で参院選を闘え。安倍政権が消費税増税先送りで衆参ダブル選挙に打って出る前に。 https://t.co/BeRjiQTfZh @raymiyatakeさんから 国民の生活が一番大事。古今東西の常識。理屈よりも感情。理解出来無いから今まで負け続けた野党。
— 二宮正幸 (@nino1966masa) 2016, 1月 10
https://t.co/xoOmhyByTv
>先にこれ(消費税増税見送ってあげます)をやられたら…。ほんとだよね。やるんじゃないかな。まぁやるよね。もともとあげるあげるサギなんじゃねえかと思ったりもしちゃうフシもなくない? pic.twitter.com/YYbuRh5aDW
— あおしず(風邪は喉から) (@aoshizu) 2016, 1月 9
賛成!安保法廃案との二本立てが良い。@richard__99 野党は消費税増税反対で参院選を闘え。安倍政権が消費税増税先送りで衆参ダブル選挙に打って出る前に。 https://t.co/QmnryqZquX
@raymiyatake
先手を打たれるか先手を先に打つかで大違い
— とらたぬこ (@tratnou) 2016, 1月 9
https://t.co/jLK4YPCTyJ今はとにかくアベを引きずり下ろすだけ。
— hinedori (@bomberman515) 2016, 1月 9
「安保法制廃止」「立憲主義の回復」は絶対に成し遂げなければなりませんが、残念ながら選挙の争点としては弱いです。小泉元総理とか、橋下元大阪市長みたいな強力なアジテーターがいれば別ですが、今の野党陣営にはそれほどの力を持った人はいないし、いても力を発揮しない・できないでしょう。
で、
選挙で勝つためには投票率のアップが必須です。投票率70%ぐらいにする必要があります。今のまま参院選に突入すればお決まりの戦後最低の投票率で、自・公・お維新の圧勝でちゃんちゃんです。ですから、参院選に勝つためにはなんらかの「ムーブメント」が必要です。
それで、ムーブメントを起こせる、かつ安倍政権の機先を制することができるのが「消費税10%アップ反対」です。増税ははっきりいって誰にもいいことはありませんし(財務省ぐらい?)、庶民の生活は苦しくなり、消費は落ち込み、経済も落ち込むだけです。
そして、国民は目先の金に超敏感ですし、8%への増税での不況を嫌というほど痛感してますから、このニンジン作戦は絶大な効果を発揮するでしょう。野党はやる気あるんだったらこれしかないし、国民が野党に求めていくのはこれだと思います。
野党がやらなければ、安倍総理は情勢次第で増税先送りを選択できるというオプションを持つことになり、さらに優位に政権運営を進めていくことになります。
追伸:この記事は秀逸ですから全文読むことをオススメします。