7月3日若者たちの有志主催で行われる毎週金曜夜の国会前「戦争法案」反対抗議が雨の中行われ、最多の3000人を集めました。
「国会議員何やってんだと、こんなに集まってんだぞって声を上げていきましょう。後ろから蹴っ飛ばして『頑張れ』って言ってやりましょう!」——。
集まった市民に対し、「SEALDs(シールズ)」の奥田愛基(あき)さんが訴えた。若者たちの有志主催で行われる毎週金曜夜の国会前「戦争法案」反対抗議は、2015年7月3日、5回目をむかえた。強い雨にもかかわらず、抗議にはこれまでで一番多い3000人が参加。「人を殺すな」「安倍政権は沖縄守れ」「戦争法案、絶対反対」の声をあげた。
また抗議では、7月2日に石破茂・地方創生相が「自民党がガタガタとするのは『なんか自民党、感じが悪いよね』と国民の意識がだんだん高まっていったときだ」と発言したことにちなみ、「なんか自民党、感じ悪い」というコールもあがった。
先月25日に行われた自民党若手勉強会での、百田尚樹氏や若手議員の言論弾圧発言にも関わらず、政府・与党は7月15日にも安保法制の強行採決に踏み切るかまえだ。
初回から抗議に参加しているという古賀茂明氏は、IWJのインタビューに対し、「この抗議にも野党がようやく出て来ているが、みんな来年の参議院選のためにやっているように僕には見える。来たら挨拶してすぐに帰っちゃう。だけどそんなに悠長なことを言ってられないんですよ。ここで(法案が)通っちゃったら終わりだから」と危機感をあらわにした。
最初にスピーチした若い女性は、「正直に言うと、私は今日ここに来ることが恐かった」と語った。
「ネット上に顔が出て、就職がうまくいかなくなるかもしれない。情けない話かもしれないけど。奨学金も返さないといけないし。ぶっちゃけとてもビビってます。なぜ当たり前の話を、ただ国会で話すのにリスクを覚悟しなければならないのか。
でも、そんな生き辛い世の中に文句ばっかり言っていても、何も変わらないし、得体の知れない圧力に押されて、自分の言葉を失ってしまったら、そっちの方が自分の自由を狭めることになるんだと言うことを思い出しました」
勇気を振り絞ってマイクを握ったというこの女性は、「おかしいことに『おかしい』って言うのが当たり前の社会に、少しでも近づけるために、私は自分の言葉でここに立ち、自分の言葉で主張します」と力強く訴えた。
70代の女性は、「維新の党がぐらついているし、民主党も危ない。野党がまとまってぐらつかないで、自民党からも村上誠一郎さんみたいにもっと(反対の声を上げる人が)出てきてほしい」と語った。
「なんか自民党、感じ悪い!」雨の国会前で3000人が「戦争法案」反対の声!
「憲法は政府を縛るためにあるんです。政府が憲法を守らなくなったら、時の政府のやりたい放題になってしまいます。」
「安倍首相を始めとして強行採決に躍起になっている人たち、お願いですから一度落ち着いてください。人の話をちゃんと聞いて自分たちがやっていることがいかにむちゃくちゃなのか考え直してください。」
昔のような国民すべてに対する徴兵制ができることはないのかも知れません。ただ今でも自衛隊員は不足していますし、安倍政権が推進してる「戦争法案」が通過すれば、ますます自衛隊員は不足するでしょう。
そんな時に行われるのがアメリカで行われている「経済的徴兵制」です。学資ローンの返済に困っていたり、医療保険に入れなかったりする人たちが、生きていくために仕方なく軍隊に入るということです。アメリカでは普通の人たちがイラク戦争に行きました。
そして、日本でも大学生の2人に1人が学資ローンを組んでいて、返済に困っている人たちもたくさんいます。TPPの妥結で今後国民皆保険も危ういと言われています。そんな状況ですから当然日本でも「経済的徴兵制」は行われるでしょう。
奨学金の返済を延滞をすると人生終了するかもしれないhttp://matome.naver.jp/odai/2135484585015342201
もっと言ってしまえばマイナンバー制度が洗練されていきすべてを把握されるようになれば、ネットで「戦争法案」に賛成した人からリクルートされるなんて世の中にもなりかねません(これは僕の空想ですが)。「戦争法案」賛成派の人は、自分が自衛隊に入隊して、戦争へ行けるのかということまでしっかりと検討してから賛成すべきです。