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http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-36972140
しかし、うつ病がそれまで周知されていなかった原因は、日本の医学界の慣習にあるという説明の方が有力だ。欧米ではうつ病を心身両面の疾患ととらえる見方が一般的なのに対し、日本では主に身体的なものとみられていた。うつ病という診断名自体はめったに使われず、典型的なうつ症状に苦しむ患者たちは医師から「静養が必要なだけ」とだけ言われることが多かった。こうした諸々の事情から、日本は抗うつ剤の市場として見込みがないと考えられていた。代表的な抗うつ剤「プロザック」のメーカーも、日本にはほぼ見切りをつけていたほどだ。ところが20世紀も終わる頃、日本の製薬会社が展開した驚くべきキャンペーンによって状況は一変する。
うつ病は「心の風邪」だとするキャッチコピーが広まった。だれでもかかる可能性があり、薬で治療できるという意味だ。
当然ながら、日本でうつ病を含む気分障害と診断される患者の数はたった4年間で倍増。抗うつ剤の市場は06年までのわずか8年間で6倍の規模に急成長した。
ほかの国と同じように日本でも、有名人の告白は注目を集める。俳優からアナウンサーまで、あらゆる人々が進んでうつ状態の経験を明かすようになった。この目新しい病気は世間に認められただけでなく、ややおしゃれだという雰囲気さえかすかに漂わせていた。
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以下ネットの反応。
興味深い「こうした諸々の事情から、日本は抗うつ剤の市場として見込みがないと考えられていた。代表的な抗うつ剤「プロザック」のメーカーも、日本にはほぼ見切りをつけていたほどだ」BBCニュース - いかに日本はうつ病を信じるようになったか https://t.co/AQUQEEritE
— Manuel da Nóbrega (@myshi_sp) 2016年8月4日
日本の「うつ病」認知はいつから #BLOGOS https://t.co/KwntOt9xie
いい記事
そしてなぜ日本で急に鬱が増えたのか
製薬会社の陰謀論を信じている人に読んでほしい#うつ病— 中村 幸嗣 (@yukitsugu1963) 2016年8月4日
このニュースで紹介されているのは同人誌です(おすすめ作です)。
C90も参加予定(https://t.co/OEzGfvBMM3)BBCニュース - いかに日本はうつ病を信じるようになったか https://t.co/traK2JOEd1
— びっけ@東J.R.C.D. (@Wiking_84MA) 2016年8月4日
BBCニュース - いかに日本はうつ病を信じるようになったか https://t.co/MkPFcVOGZE うつに対する認知状況が欧米と異なってて薬の市場規模が小さかったけど、製薬会社のキャンペーンで一変したと。え?そうなの?
— アイチAB326 (@aichi_ab326) 2016年8月4日
日本で鬱病が認知された始めたのは1990年代後半かららしい。なんで景気が良い時代のうちに認知されて対策が取られなかったんだろうな、、、景気が良かったから、、、かな、、 - BBCニュース - いかに日本はうつ病を信じるようになったか https://t.co/tghFBgi0Ul
— 住友 孝郎 (@cattaka_net) 2016年8月4日
鬱病もドライアイも(海外の)肩こりも、疾病として概念化して治療対象として扱うか、不定愁訴と取り上げないかという違いなだけでしょう。
BBCニュース - いかに日本はうつ病を信じるようになったか https://t.co/RSGwmfRfw8— Dr. Roy Ich-Meyer (@ichimiyar) 2016年8月5日
BBCニュース - いかに日本はうつ病を信じるようになったか https://t.co/hXeq4zQiZg
BBCが日本の同人誌を取り上げるのもすごいけど、それが当時アラサーのプチおっさんが自分を美少女化した体験マンガっていうのもすごい。
— 須藤玲司 (@LazyWorkz) 2016年8月5日
BBCニュース - いかに日本はうつ病を信じるようになったか https://t.co/Q30gl9GYZs pic.twitter.com/bSGC64jPxY
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) 2016年8月4日
薬が必要なうつ病(うつ症状)というのは間違いなくありますが、果たして現在の状況は適切に処方されているのかということを深く考えさせてくれる記事です。
こうした諸々の事情から、日本は抗うつ剤の市場として見込みがないと考えられていた。代表的な抗うつ剤「プロザック」のメーカーも、日本にはほぼ見切りをつけていたほどだ。ところが20世紀も終わる頃、日本の製薬会社が展開した驚くべきキャンペーンによって状況は一変する。
うつ病は「心の風邪」だとするキャッチコピーが広まった。だれでもかかる可能性があり、薬で治療できるという意味だ。
製薬会社というのはこういった目線で我々を見ているという事を忘れてはいけません。この目線はうつ病だけ、精神疾患だけに留まると考えるのはお人好しが過ぎるでしょうし、製薬会社と懇ろな多くの医師もこういった状況下で働いているという事を認識しておくべきです。