梅雨明け後に急増する熱中症は、炎天下の屋外だけでなく、室内でも発症します。特に高齢者は重症化するケースも多く、注意が必要です。
今週末は各地で晴マークが復活します。急激に日差しも暑さも戻ってきます。熱中症危険度もぐっと上がり、対策必須の週末となりそうです。
スポンサーリンク
梅雨明け急増する「熱中症」…もはや「災害」レベル 適切な応急処置で重症化防げ http://www.sankei.com/life/news/150709/lif1507090008-n1.html
熱中症患者は毎年、梅雨明け後の7月以降に急増し、多くの患者が救急搬送される。搬送者が過去最多となった平成25年は6~9月の4カ月で約5万9千人に上った。三宅教授は「4カ月でこの数字とは、『災害』と呼べるレベルだ」と話す。データによると、毎年、患者の約半数を60歳以上が占めていた。さらに、70歳以上は70歳未満に比べ入院率が約3倍、死亡例は約4倍になるなど重症化しやすい傾向が浮き彫りになった。
高齢者は加齢により暑さを感じにくくなり、体力が低下するため熱中症にかかりやすい。加えて、エアコンの使用を控えることが多く、室内で発症するケースも多い。
めまいや吐き気など熱中症を疑う症状に気付いたら、まず意識の有無を確認。意識がなければすぐに救急車を呼ぶ。次に意識があってもなくても涼しい場所へ避難して服を緩め、体を冷やす。水分を自力でとれなかったり、水分をとっても改善しなかったら病院を受診する。太い血管がある首、わきの下、太もものつけ根に氷嚢(ひょうのう)を当てると効果的だ。
日差し+暑さ復活=熱中症危険度急上昇http://www.tenki.jp/forecaster/diary/m_seta/2015/07/09/27001.html
このところ、梅雨らしい天気が続いていましたが、週末は沖縄と九州地方の一部を除いて晴マークが復活します。日差しが戻る地域では、最高気温が30度を超えるところもあるでしょう。気温も平年並かやや高くなるため、各地とも熱中症の危険度は高く予想されており、名古屋・金沢・大阪・広島・鹿児島では「厳重警戒」、福岡と沖縄では最高ランクの「危険」となっています。
今週末は全国的に梅雨の晴れ間や中休みにあたり、厳しい暑さとなるでしょう。関東は梅雨空が続いていたので、この週末には久しぶりに屋外へ出かける方も多いと思います。しかし、実は梅雨の晴れ間は、熱中症による搬送者が特に増えるタイミングとなっているのです。暑さに慣れていない人は、慣れている人よりも汗でより多くの塩分を失います。屋外にお出かけの際は、こまめな水分と塩分の補給を心がけましょう。スポーツをする際は、徐々に身体を慣らすために軽めの運動から始めるなど、注意しながら楽しむようにしてください。
昔はそうでもなかったですが、ここ10年ぐらいは夏は季節のひとつというよりも、生き残りをかけた時期になってきた感があります。いかに体調を崩さず秋まで過ごせるか・・とにかく気温の上がり方がハンパではありません。
そして、梅雨の中休みや梅雨明けは低温に体が慣れているところで、一気に気温が上昇するので危険という事です。特に高齢者が危険という事ですので、身近に高齢者がいる方は気をつけましょう。僕が住んでる地域では、ここ数日は特に湿度が高いです。