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【自民総立ち拍手】自衛官の父が自衛隊の政治利用に憤慨「冗談じゃない、ふざけるな」

投稿日:2016/10/04/ 05:37 更新日:

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http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20161004-00062856/
〇憤る自衛官の父親「政治利用するな」

自衛隊員を称えた安倍首相だが、当の自衛隊員の家族らには安保法制により、自衛隊員が危険にさらされるのではないか、という懸念がある。福岡市在住の鍼灸師で、次男が現役の自衛隊員である富山正樹さん(52歳)は、「冗談じゃない、と言いたいですね」と自衛隊を政治利用する安倍首相に憤りを感じたという。

「安保法制によって、今年の11月から南スーダンに派遣されている自衛隊のPKO部隊が、駆けつけ警護、つまり他国の部隊の掩護のために戦闘を行えるようになりますが、南スーダンでは大統領派と副大統領派が戦闘を行っている内戦状態。誰がどう見ても、PKO派遣の5原則に反し、自衛隊を送れる状態ではないのに、安倍首相はそれを認めようとしない。所信表明演説では、自衛隊員を利用するくせに、許せません。もし自衛隊員が犠牲になったら、一体誰が責任を取るのでしょうか?」(富山さん)。

富山さんは、イラクやアフガニスタンでの対テロ戦争で米兵達がボロボロになっていく様を、米兵の家族らから聞き、また自身で調べていくうちに、黙っていてはいけないと確信したと言う。

「米国では、1日に22人の帰還兵が自殺し続けています。戦場で負った心の傷、恐怖や後悔の念から、酒やドラッグに溺れていく。家族や恋人、医師やカウンセラーも、帰還兵たちを助けることはできない。それが、『帰還した兵士とともに、家庭や社会に戦場が持ち帰られる現実』です。今、自衛隊員には安保法制について厳しい箝口令が敷かれていますが、だからこそ、自衛隊員の家族が声をあげるべきですし、自衛隊関係者以外の、一般の市民の方々にも、無関係だと思ってほしくはありません」。

富山さん自身は、昨年の7月から、街頭に立ち、安保法制反対のアピールを続けているという。

富山さんと話していて、筆者が思い出すのは、イラク取材中に出会った米軍兵士らの、血を吐くような叫びだ。「俺は、(当時の米大統領の)ブッシュに騙された!あの、クソったれ野郎に!!」「こんなはずじゃなかった、俺はこんなところに来るべきじゃなかったんだ!」。PKO5原則での派遣可能な状況とかけ離れた南スーダンで、今後、自衛隊が駆け付け警護などの戦闘行為に従事するならば、その自衛官らは、筆者が出会った米兵達と同じような苦悩を抱えるのかもしれない。
〇リアリティと責任感を持って政策を論じるべき

自民党議員総立ちの拍手について、安倍首相は、「どうして批判されるのかわからない」(先月30日、衆議院予算委員会)と反論するが、まるで、太平洋戦争時、自分たちは安全なところにいながら、若者達に「特攻」させた旧日本軍上層部のようだ。富山さんも不気味さと憤りを感じているという。

「カッコ良くみせないと、鼓舞できないのでしょうけども、安保法制によって、自衛隊員やその家族が直面している悲しい、つらい部分には触れないで政治利用する。ふざけるな、と思います」。

安倍首相も、拍手した自民党の議員たちも、心情的な演出で自己陶酔するのではなく、リアリティと責任感を持って政策を論じるべきだ。

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以下ネットの反応。

「今、自衛隊員には安保法制について厳しい箝口令が敷かれていますが、だからこそ、自衛隊員の家族が声をあげるべきですし、自衛隊関係者以外の、一般の市民の方々にも、無関係だと思ってほしくはありません」

災害時だけ助けてもらって、自衛隊員のピンチにはダンマリというのはあまりにも虫が良すぎるのではないでしょうか?

【日本人必見】自衛隊が行く南スーダンとは?ジョージ・クルーニーがナレーション「戦争で儲けさせてはならない!」(日本語字幕・動画4分30秒)

【(´・ω・`)あっ】稲田防衛大臣“じんましん”で南スーダン視察中止。一方で、自衛隊が南スーダンで襲撃を受けたという情報アリ

【安保法】後方支援の自衛隊員が捕まったら、捕虜扱いすらされない可能性!⇒捕まった隊員が敵側の法で一方的に処罰される

【必見】去年、19年間勤務した自衛隊を退職した元自衛官のスピーチ「政府の違憲安保法案から、自衛隊員の命を、国民のみんなが守らなければいけません」

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