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そして、2009年にすでに現地を取材して「美味しんぼ」にきちんと書いた豊洲問題が2016年の今になって表面化したのです。たかが一介のマンガ原作者である私が、現地を訪ねれば分かることを、どうして専門家や施政者が分からないのでしょうか。
基本的に言えば、一番の問題は、豊洲の東京ガスの跡地は、石炭から都市ガスを作り出す工程によって、非常に汚染されていて生鮮食物を扱う市場を作ることに全く適していないと言うことです。
東京都と都民は、この事態をどうするつもりなのでしょうか。
もう出来てしまったものは仕方が無い、と言って使いますか。あるお寿司屋さんが言っていましたね。「豊洲のすしネタはうちでは使わない。他に仕入れ先を見つける」
東京で寿司を食べるのは命がけになってきました。
まことに世も末とはこのことです。
放射能汚染に加えて、ベンゼン、ヒ素、青酸まで心配しなければならないとは。
東京都の関係者は、2020年の東京オリンピックのために、現在の築地市場を通る道を作る必要があると言っています。
オリンピックだと?
東京オリンピックは、安倍晋三首相が、福島の汚染水は完全にブロックされているとIOCの誘致の場で大嘘をついてまで誘致した物でしょう。
オリンピックを開くことで、誰が嬉しいのでしょう。運動選手は自分の活躍できる場が出来て嬉しいでしょうが、運動選手の選手寿命はどんなに頑張っても、30代後半まで。日本人の平均寿命(女性が86.83歳、男性が80.50歳)考えると、選手としての活躍の時代が終わった後の長い時間を、どのようにして過ごすかが問題でしょう。
オリンピックが終わったら死んでも良いのですか。それとも、その後も生き続けたいのですか。
元オリンピック選手でも、生きるためには安全な環境が必要でしょう。引退した後、現在の豊洲市場からの生鮮食物を食べますか。
東京オリンピックを開くことで嬉しいのは、安倍晋三首相とその周囲のオリンピックで一儲けできる人達、ゼネコンを初め、オリンピックに協賛することで利益を上げられる人達でしょう。
私は皆さんにお尋ねしたい。
オリンピックって私達の生活を壊してまで開く価値の有る物なのですか。
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以下ネットの反応。
…私は皆さんにお尋ねしたい。
オリンピックって私達の生活を壊してまで開く価値の有る物なのですか…
雁屋哲の「今日もまた」
【豊洲問題】https://t.co/I93MOsctV0
— 泡仙人 (@sasurai12l) 2016年11月19日
改めて、このブログを読んで、豊洲への移転はとても賛成できるモノじゃない!と思わされる。こういう考えは、安易過ぎ? 他の考えを安易に信じ過ぎ?? そうとは言い切れないと思う。【豊洲問題 | 雁屋哲の今日もまた】https://t.co/SquBv02sVw
— 洋楽 ga 好き! (@MCMLXV_65) 2016年11月11日
豊洲問題 雁屋哲の 今日もまたhttps://t.co/aw59b0YcM0
全て施政者、豊洲問題で言えば、当時の都知事石原慎太郎が、
自分の子供たちの世代は当然孫の世代にまで影響を及ぼすことを
心配することもなく、
その時の自分の欲で決めてしまったことなのです— 槇村浩 ⊙▂-。 (@makimurahirosi) 2016年11月11日
2010年3月に出版された『美味しんぼ』104巻で豊洲問題が扱われていることを、原作者の雁屋哲さんが漫画画像も入れて自らのブログにアップ。
『雁屋哲の今日もまた』 豊洲問題https://t.co/fxvWk5H0bD
— フランツ・アッシサー (@Kobayasita_Kasi) 2016年11月11日
「美味しんぼ」昔は単行本を購入して読んでました。栗田さんは永遠のマドンナです。
オリンピック選手(聖域)にズバッと斬り込む部分が読みごたえありますね。