http://lite-ra.com/2017/01/post-2828_3.html
昨年2016年は『報道ステーション』(テレビ朝日)から古舘伊知郎が、『NEWS23』(TBS)では膳場貴子と岸井成格が、『クローズアップ現代』(NHK)で国谷裕子が一気に番組を降板するという異常事態が起こった。いずれも安倍政権が目の敵にしてきたキャスターたちだ。その一方、テレビでは“安倍応援団”であるジャーナリスト、文化人たちが跋扈。「権力の監視」という使命も忘れ、ただひたすらにヨイショに励んだ。結果、安倍政権で噴出した白紙領収書問題も、大臣たちの賄賂疑惑や女性スキャンダルも国民にしっかりと伝えられることなく覆い隠されてしまった。
今回は、そうして報道を機能不全に陥らせている元凶ともいうべき「安倍アシスト隊」であるジャーナリスト、文化人をランキング形式で振り返りたい。
3位●松本人志
孤高の芸人もいまは昔…安倍首相と同調し尻尾を振る「権力の犬」
安保法制議論で「安倍さんがやろうとしていることに対して『反対だ!』っていう意見って、意見じゃないじゃないですか。対案が出てこないんで」と見事な安倍話法を踏襲させてみせ、すっかり安倍政権応援団に仲間入りした松本人志。こうしたエールに気を良くしたのはもちろん安倍首相で、昨年4月には『ワイドナショー』(フジテレビ)についに出演。熊本大地震の発生で放送は5月に延期されたが、そもそも予定されていた放送日は衆議院補欠選の選挙期間中で、安倍首相はこの前哨戦のために、自分の味方である松本と同番組を利用しようとしたのだ。
選挙期間中に単独で情報バラエティ番組に出演……これぞまさに公平中立に反した放送法違反と言うべき放送が行われるところだったのだが、しかし、実際の放送を見ると、松本は安倍首相に利用されたわけではなかった。自ら尻尾をブンブン振り回していたからだ。
たとえば松本は、安倍首相と同じように「おじいちゃん子だった」と言うと、「おじいちゃんたちが守ってきた日本が僕は大好き」「どこの国にも指図されたくないし、もうどこの国にも謝ってほしくないなって思う」と、ネトウヨでも言わなさそうな頭の悪い話を展開し、安倍首相に露骨に迎合したのである。
おそらく、松本人志という芸人は想像以上に権力に対して弱いポチ体質をもっている、ということなのだろう。実際、松本は安倍首相が退場するとき、座ったまま4回ほど頭を下げた後、最後にさらに立ち上がり、90度体を追って深々とお辞儀していた。こんな礼儀正しい松本は見たことがない。
孤高の芸人もいまでは権力の犬。──他の自称ジャーナリストたちとは違い、松本は図抜けた注目度を誇るだけに、その罪は深い。
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以下ネットの反応。
安倍サマのためならデマも平気で垂れ流す、安倍政権御用ジャーナリスト大賞を発表!リテラ:1位田崎史郎(時事)、2位山口敬之、3位松本人志、4位後藤謙次(報道ステーション)、5位辛坊治郎、6位青山和弘(日テレ)7位岩田明子(安倍政権広報部NHKで最も露骨に安倍首相功績をアピール)
— 孫崎 享 (@magosaki_ukeru) 2017年1月6日
こうした者たちが権力の思惑を代弁することで事実を隠蔽し歪めている、それがこの国の実情。そして、今年も安倍政権の暴走を彼らがアシストしていくことは目に見えている。https://t.co/487139SjhC pic.twitter.com/odxz0JM7hf
— 非一般ニュースはアカウント凍結 (@kininaru2014111) 2017年1月4日
・お笑いだけをやっている志村けんを尊敬
・フジテレビに激怒し「ごっつええ感じ」突然終了
・まっちゃんがキレて号泣 アメリカ国民5割「原爆投下間違ってなかった」 松本人志の放送室
松本さんはずいぶん昔と変わりました。
アメリカ政府のポチである安倍政権に「おじいちゃんたちが守ってきた日本が僕は大好き」「どこの国にも指図されたくないし、もうどこの国にも謝ってほしくないなって思う」なんて言うのは、本物のバカか、御用ジャーナリストだけです。
「遺書」で、それまでの「松本人志」とは決別して、「御用ポチ人志」になっちゃったんでしょうかね。多大なる影響を受けた人だっただけに残念でなりません。