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「集団的自衛権放棄」「平和主義」で平和に:中米の小国コスタリカの例

投稿日:

kc

http://hbol.jp/50471
「集団的自衛権」容認の閣議決定から1年が経ち、「平和安全法制」の審議が佳境に入っている。こういった時勢にあって、にわかに注目を集めている国がある。軍隊を持たない「丸腰国家」こと、中米のコスタリカ共和国だ。

非武装でも侵略されない3つの理由

1つ目は「他国がコスタリカを攻める大義名分がなくなる」ということだ。軍隊がないということは平和主義のひとつの体現である。そんな国を攻める理由はなかなか見当たらない。戦争はたいてい「大量破壊兵器があるから」とか「独裁国家だから」とかいった、一見もっともそうな大義名分のもとに始められる。コスタリカの戦略はそれを奪うことだった。

 2つ目は、コスタリカに“援軍”をつけることだ。万が一どこかが攻めてきたとしたら、これはコスタリカに対するというより「平和主義に対する脅威」と捉えられる。そんな平和主義国家が攻められているのだから、助けないわけにはいかないという論理ができあがるのだ。それを利用してコスタリカは、例えば1955年に起こった隣国ニカラグアからの侵攻に対して米州各国の支持を取りつけ、ニカラグアに国際的圧力をかけて補給を絶ち、侵攻を防いだ。これがコスタリカの「防御」のやり方である。

 3つ目は、防御だけでなく「攻め」にまで踏み込み、コスタリカの言うことを他国に聞いてもらうことだ。

 1980年代、隣国ニカラグアで内戦が起こった。米ソ冷戦の代理戦争の意味合いもあったこの内戦で、双方の当事者から味方になるよう迫られたコスタリカは非常に困った。一方の当事者は反政府軍とそれを組織した米国で、これに逆らえばあっという間に潰される。実際、米国に逆らって潰されなかった国など、当時のラテンアメリカではひとつも存在しなかった。

 他方、ニカラグアの反政府軍と戦っているサンディニスタ革命政府に逆らえば、その軍隊が陸続きの国境を越えてコスタリカまで攻めてくるという現実的脅威があった。ここでコスタリカは、双方を説得する必要に迫られた。

 そこで「非武装」という立場を利用し、1983年に「積極的中立」を宣言する。これは、どちらの味方にもつかないかわりに、仲介者として積極的に関わることで紛争を終わらせます、ということだ。当初米国はこの宣言に賛同しなかったが、欧州各国含め他の主要国がコスタリカの立場に賛意を示したため、結局米国も飲まざるを得なかった。

コスタリカとは

コスタリカ共和国(コスタリカきょうわこく)、通称コスタリカは、中央アメリカ南部に位置する共和制国家である。北にニカラグア、南東にパナマと国境を接しており、南は太平洋に、北はカリブ海に面している。首都はサンホセ。

1949年に、常備軍を廃止する憲法を成立させ常備軍を持たない国となったが、同じく憲法によって非常時徴兵を規定している[2]。

チリやウルグアイと共にラテンアメリカで最も長い民主主義の伝統を持つ国であり、中央アメリカでは例外的に政治的に安定が続き、かつ経済状態も良好な、「中米の楽園」と呼ばれるほどの国家であったが、1990年代以降は麻薬の横行により治安の悪化と社会の不安定化が進行している[3]。

kcgg

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以下ネットの反応。

今後も経済的な発展を背景にして中国が軍事力を拡大していくのは間違いありません。そんな中経済力が衰えていく一方の日本が軍事力で対抗できるわけがないのです。さらに、対抗しようとすれば、それこそ「攻め込む」口実を中国に与えることになりかねず、戦争が現実のものとなる可能性が高まります。

「コスタリカ」や「日本」のように「平和主義」を世界に向かって掲げているという事は、実は最大の抑止力なのです。建前上は世界は「平和主義」を目指していて、それを脅かす存在を排除すると言うのが戦争をする口実になっているのですから。

大国の近くの小国が生き残るにはこれが理想の形だと思います。そして、日本はそれができる環境にありますし(というかやってきた)、日本が「平和主義」を掲げ続けることは世界に希望を与え続けることになります。

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