日銀が31日に公表した「展望リポート」は思うように物価が上がらない日銀の“苦悩”が垣間見える内容となった。日銀はインターネット通販などでの競争激化を要因に挙げているが、世界経済の好調を受けて米欧が金融緩和策の縮小に向かうなか、日本のもたつきが鮮明になっている。
「最大の理由は携帯電話の通信料がかなり下がったことだ」。日銀の黒田東彦総裁は同日の記者会見で、物価上昇率の見通しを下方修正した背景を説明した。
さらに足元ではスーパーマーケットの値下げ合戦が拡大。インターネット通販の普及も物価を押し下げる要因となっている。
日銀は展望リポートの中で、こうした競争環境が一段と厳しくなれば、物価上昇率がさらに抑えられるとした。
しかし世界経済をみわたせば物価上昇への追い風もある。日銀はこれまで海外経済の懸念を物価伸び悩みの要因の一つとしてきたが、今回の展望リポートでは海外経済は成長を続けると言及。第一生命経済研究所の藤代宏一主任エコノミストは現在の経済状況で賃金と物価が上がらないことは「日銀にとって失望と謎だろう」と話す。
一方、欧州中央銀行(ECB)は10月26日、来年以降の金融緩和縮小を決定。米連邦準備制度理事会(FRB)は量的緩和策を終え、利上げに着手している。日銀は世界から取り残された形だが、黒田総裁は「今の時点で(出口戦略を)議論するのはミスリードになる」と述べるしかない状況だ。
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以下ネットの反応。
「最大の理由は携帯電話の通信料がかなり下がったことだ」。日銀の黒田東彦総裁は同日の記者会見で、物価上昇率の見通しを下方修正した背景を説明した。https://t.co/Jp5Y0Ysx2c pic.twitter.com/FHuPsEbwLb
— 非一般ニュースはアカウント凍結 (@kininaru2014111) 2017年11月1日
あちゃー依然として物価上昇2%の見込み立たず。
日銀は政府主導で行った携帯電話料金の引き下げが影響しているって言ってますが?
消費者がスーパーで買い控えてるんでしょう?今年度1.1%どころか0.8%下方修正。
これじゃ賃金、物価上がらず
年金が下がる❗黒田総裁退任せよ。 pic.twitter.com/ZjQuoHoXje
— 雄一郎 (@nabe10101948) 2017年11月2日
物価上昇率またも下方修正 黒田日銀“緩和継続”の支離滅裂 「日銀は株を買うばかりで、ほとんど売却していません。市場原理の働かない歪みきった市場だけに、海外投資家が日本を見捨てる日は必ず来ます」(金融関係者) https://t.co/fWg9B0f3AQ
— Koji (@kwave526) 2017年11月1日
日銀総裁人事:黒田氏の再任有力視 安倍首相「手腕信頼」 https://t.co/KD29ipAOV5
— 毎日新聞ニュース速報 (@mainichijpnews) 2017年11月1日
日銀はいつまでこの茶番を続ける気なのでしょうか。
物価が上がらないのは消費者が使うお金がないからじゃないんですかね?
大企業や富裕層ばかり優遇し、庶民を徹底的に虐げるアベノミクスでは、永遠に物価が上がることはないでしょう。