タミフルは日本では2001年2月に保険適用されて以来、インフルエンザの時に処方されています。
2007年ごろにタミフル服用後の異常行動が問題になりました。
そんないわくつきのタミフルですが、2014年にまたまた驚くべき情報が出ています。
2014年には完全な臨床試験データの分析が公開され、当初の服用の理由である入院や合併症を減少させるという十分な証拠はなく、成人では発症時間を7日から6.3日へと減少させる程度であり、副作用も含めて見直しが必要であると報告された
2009年には、ロシュ社が未公表の試験に基づいて、オセルタミビルが入院と合併症のリスクを低下させると主張し、インフルエンザの流行に備えてアメリカ政府は15億ドル、欧州の政府は10億ユーロを費やし備蓄した
ロシュ社が入院や合併症リスクを低下させると主張し、各国政府が数十億ドルを投じてオセルタミビルを備蓄した後、2012年、コクラン共同計画が日本、アメリカ、欧州の規制機関に提出された臨床試験のデータをシステマティック・レビューし、21時間発症時間が短縮されることと、感染や入院のリスクを低下させるかは結論できないとした
完全なデータの分析によれば、当初の理由である入院や合併症を減少させるという十分な証拠はなく、成人では発症時間を7日から6.3日へと減少させ、小児では効果は不明であり、5%に嘔吐・悪心の副作用が生じ、精神医学的な副作用を1%増加させる
すごいですよね、未公表の結果をもとに効果があると言ってしまう製薬会社。
その発言の真偽を確かめずに税金でタミフルを備蓄してしまう各国政府。
日本は世界の75%のタミフルを使用しているなんていう記事もありました。
http://blogos.com/article/100602/
日本は、抗インフルエンザ薬の代表である「タミフル」の世界消費量の約75%を占めており、2位の米国の約20%を大きく離してダントツ1位です。日本では、他の国に比べて圧倒的に多くの抗インフルエンザ薬が処方されているという事実があります。
タミフルだけじゃないかも知れないということを念頭に置いておく必要がありますね。