防衛省は17日、戦争法案の成立を前提に、自衛隊の詳細な部隊運用計画を記載していた自衛隊の統合幕僚監部作成の内部文書が存在することを正式に認めました。
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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-08-18/2015081801_01_1.html
中谷元・防衛相が国会の法案審議も始まっていない5月15日に指示を出し、統幕がこれを受けて作成していたことも合わせて明らかにしました。国会審議や国民世論を無視し、戦争法案成立ありきで暴走する安倍政権の責任は、いよいよ重大です。
文書は日本共産党の小池晃議員が入手し、11日の参院安保法制特別委員会で暴露しました。委員会は文書をめぐって紛糾し、与党も合意して散会。文書の確認や責任問題が焦点となっていました。
文書は「8月成立・来年2月施行」を前提に、南スーダンPKO(国連平和維持活動)派遣部隊が、他国部隊の戦闘に参加する「駆けつけ警護」を来年3月から行うなど、詳細な日程表が記されています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-08-18/2015081801_02_1.html
日本共産党の山下芳生書記局長は17日、国会内で記者会見し、11日の参院安保法制特別委員会で小池晃議員が暴露した統合幕僚監部の内部文書に関して、「資料提出のうえ、委員会でこの問題での集中審議を要求する」とのべました。会見で山下氏は、憲法を日米同盟に従属させるという、内部文書の危険な内容を指摘したうえで、今後の国会対応をめぐって次の3点を求めました。
第一は、防衛省に内部文書にかかわる資料を速やかに提出させたうえで、特別委員会でこの問題の集中審議を行うことです。
第二に、安倍晋三首相と中谷元・防衛相の責任追及です。法案成立前から自衛隊がこのような検討をしていたことを首相や防衛相が知っていたか、否か。どちらにしても国会無視、国民無視の重大問題です。
三つ目は、真相解明のために、河野克俊統合幕僚長を証人喚問することです。
山下氏は、「法案に関わる重要問題であり、この問題の集中審議を行うことが筋です。多くの野党が一致できるのではないかと考えます」と強調しました。
与野党紛糾再び 自衛隊の内部文書を巡って追及必至(15/08/17)
安保審議再開は難航・・・ 自衛隊内部文書などめぐり(15/08/17)
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本日、防衛省は統合幕僚監部の「内部文書」を正式なものと認めました。しかも5月26日の会議での説明資料だったと。衆議院本会議での質疑初日です。国会審議が始まる前に「8月成立」を前提に、国会で説明もしていないことを自衛隊内部で議論。国会無視の暴走というほかありません。徹底追及します!
— 小池晃 (@koike_akira) 2015, 8月 17
共産党・小池議員が今日の参議院特別委員会で暴露した自衛隊・統合幕僚監部の内部文書の件。 #報道ステーション
. pic.twitter.com/n81VnQg6Hk
— きづのぶお (@jucnag) 2015, 8月 11
以下ネットの反応。
@koike_akira
認めたということは、中谷元は国会審議を不要と判断していたに等しい。これは大臣辞任にとどまらず国会議員を辞職すべき問題だ。中谷の辞職はもちろん内閣総辞職、国会解散までの追求を!
— washiroh (@alexbk09) 2015, 8月 17
防衛省、自衛隊統幕の内部文書について、5月15日、防衛相の指示を受けて作成したことを認めた。防衛相は「国会審議中に法案の内容を先取りすることは控えなければならない」と答弁している。大臣はどういう指示を出していたのか。徹底究明が必要だ。
http://t.co/1YfbfgsPFy
— 志位和夫 (@shiikazuo) 2015, 8月 18
大臣は指示は出したが、書類は見ていない…。あまりに苦し言い訳。
「5月15日、中谷氏が法案の自衛隊内部への徹底とともに、今後必要になる事柄について分析・研究するよう指示。これを受けて統幕が文書を作成」http://t.co/63DCIG22ap
— 清水 潔 (@NOSUKE0607) 2015, 8月 18
小池晃参議院議員が暴露した自衛隊倒幕監部の内部資料について防衛省が存在を公式に認めた。例の文書は、中谷防衛相の指示のもとで作成されたと防衛相は回答している。つまり、中谷防衛相は虚偽答弁をしたわけである。これは内閣総辞職ものだ。http://t.co/TJDX7Gi2A8
— 横山一行 (@Aleido_Guevara) 2015, 8月 18
安保法制破棄どころか、安倍内閣総辞職までやりましょう。
“@shiikazuo: 防衛省、自衛隊統幕の内部文書について、5月15日、防衛相の指示を受けて作成したことを認めた。
http://t.co/U8T11dCrE1”
— 伝吉 (@antagonismt) 2015, 8月 18
赤旗記事続き。小池晃議員「防衛省は法案の内容を説明するための資料だというが、国会には一切、説明されていない中身が含まれておりそのような言い逃れは成り立たない」と。確かに。防衛省としては最悪でも中谷大臣の辞意で幕引き、としたいのかな。 http://t.co/ArKCbLmlhE
— 佐々木 隼也 (@junsantomato) 2015, 8月 18
お盆明けたら、さらにひどい!
防衛大臣の指示だったとのこと。... http://t.co/aG5dq3QzwZ
— 守谷浩一 (@Moriya_Kohichi) 2015, 8月 18
今日の赤旗に掲載された小池議員の暴露資料の防衛省の言い訳http://t.co/fV7VJwUeH7が話題に。防衛大臣の指示で作成した、と説明しなければ、制服組の暴走ということになり内閣は吹っ飛ぶ。一方、安保特で大臣は「法案成立前の検討はすべきでない」と答弁しており明白な食言ね。
— みんなのおとうさん (@minnnanotousan) 2015, 8月 18
大臣の指示で作った文書なのに、大臣は見ないまま外部に流出、と。これまでの大臣答弁との齟齬も問われそう。赤旗記事。/自衛隊統幕監部の内部文書 防衛省が存在認める/中谷防衛相の指示うけ作成/主要幹部のビデオ会議で使用 http://t.co/iMOPqWLKHv
— はんすい (@hansuiokiro) 2015, 8月 18
中谷防衛大臣は国会で内部文書を「知らない」と発言しましたが、実は自分自身が指示を出して防衛相に「戦争法案が8月に成立することを前提とした資料」を作らせていたのです。そりゃ、「現在の憲法をいかにこの(安保)法案に適応させていけばいいのか」なんて言葉もポロッと出ちゃうはずですよ。国会軽視も極まれりといった所でしょうか。
この問題は妥協せずに徹底追及して、絶対に責任を取らせなければなりません。あとは、民主党の枝野幹事長も言ってましたが磯崎首相補佐官の「法的安定性は関係ない」問題も再度追求して責任を取らせるべきです。
国会議員が立憲主義や国会や国民を著しく軽視した問題を、責任を取らせることなく終わらせてはなりません。