昨日ヤフーでのトップニュースにも掲載されてましたが、にわかには信じがたいニュースが流れました。
蜂群崩壊症候群(別名「いないいない病」)の原因と疑われているネオニコチノイド系の農薬の食品残留基準を厚生労働省が緩和したというのです。
http://www.alterna.co.jp/15101
厚生労働省は19日、ネオニコチノイド系農薬のクロチアニジン、アセタミプリドに関する食品残留基準を緩和した。クロチアニジンの場合、ほうれんそうで従来の13倍(40ppm)に引き上げられる。(オルタナ編集委員=斉藤円華)
同残留基準の見直し過程で、国は2度にわたりパブリックコメント(国民からの意見募集)を実施。合計で約2千件が集まり、その大半が緩和に反対する意見だった。
ヨーロッパではミツバチがいなくなる原因かもしれないということで、ネオニコチノイド系の農薬は使用禁止、もしくは強い規制がかかっています。
日本では残留ネオニコチノイドの許容基準値が欧米よりも大幅に緩く、アセタミプリドの場合、EUでは0.01ppm以下に規制されるのに対して日本では500倍の5ppmが許可されている
ウィキペディアの「蜂群崩壊症候群」より
そして、日本は今までもネオニコチノイドの残留基準値はEUに比べて500倍ユルかったのです。
それが、ここにきてのさらなる緩和。
しかも、2回にも渡って国民から意見を聞いて、みんなが「反対」と言っている中での緩和です。
これは、一応国民の声は聴いたとでも言いたいのでしょうか?
日本は農薬大国であり、ネオニコチノイドなどの農薬が発達障害やADHD(注意欠陥多動性障害)や自閉症につながっているという見識を持つ学者もいます。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242962
本当に信じられない、正気を疑われても仕方のない厚生労働省の決定です。