子宮頸がんワクチンと接種後に全身の痛みが出るなどの症状は因果関係の根拠がないとして、さいたま医療センター産婦人科の今野良教授は、子宮頸がんワクチンの早期再開を訴えています。
http://kenko100.jp/articles/150521003467/
子宮頸(けい)がんワクチン(ヒトパピローマウイルス=HPV=ワクチン)は、接種後に全身の痛みが出るなどの報告が相次いだことから、国の積極的な接種の呼びかけが中止されている。
再開に関しては賛否両論の中で混乱も生じているが、こうした状況について、子宮頸がんワクチン推奨の立場を取る自治医科大学附属さいたま医療センター(さいたま市)産婦人科の今野良教授に聞いた。
これに対して今野教授は、ワクチン導入前の2007年と導入後の2013年の国民生活基礎調査から、10~19歳の女子の不調の訴えを比べた結果を示す。この調査では、10~14歳で頭痛や肩凝り、関節の痛み、月経不順・月経痛などの訴えは、導入前と導入後で増加していないことが分かっている。
このことから今野教授は、子宮頸がんワクチンの導入自体が身体症状の訴えを増やしているわけではないとしている。
厚労省が子宮頸がんワクチン接種後の症状に関する医療機関を公表した昨年9月辺りから、今野教授の施設には接種後の不調を訴える患者が受診してきている。ただし、昨年12月に対応した数人の患者では、学校や家庭生活、家族間の問題を抱えているほか、持病があるなど、いずれも真の副反応ではない"紛れ込み"と判断できたという。
なるほど、今野教授はこの動画のような方も”紛れ込み”とおっしゃるのでしょうか?
あとは米国のシンクタンクであるCSISが日本に子宮頸がんワクチンの積極的推奨を再開するように「指示」をしているのも見逃せない事実です。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/162109
2012年の世界の統計(GLOBOCAN)では、日本の子宮頸がん罹患(りかん)率は10万人当たり10.9人だが、米国は同6.6人、オーストラリアは同5.5人。子宮頸がんによる死亡率は、日本の同2.8人に比べて、カナダは同1.7人、オーストラリアは同1.6人、ニュージーランドは同1.4人と低い。
この背景には、日本が他の先進国に比べ、子宮頸がん検診を受ける割合が低いことがある。子宮頸がん検診の受診率は、米国の83%に対して日本は29%。先進国の中で日本だけが低い状況にある。今野教授は「このままでは、日本に住んでいる女性は先進国の女性に比べて2倍多く子宮頸がんにかかり、2倍多く死亡することになる」と指摘する。
こうした日本の状況を改善するものとして期待されているのが、子宮頸がんワクチンだ。
「若いうちに子宮頸がんワクチンを接種し、年齢が進んでからは検診を受けるというのがベスト」(今野教授)
北海道がんセンター名誉院長の西尾正道氏は、子宮頸がんを減らすには「検診」を増やすべきだと、あるインタビューでおっしゃっていました。
他国は検診を受ける割合が高いから⇒子宮頸がん死亡率が低い
日本は検診を受ける割合が低いから⇒子宮頸がん死亡率が高い
だったら、「検診」を受ける割合を増やすことが重要というのが、論理的な考え方ではないでしょうか?
なぜ、安全か危険かわからない「ワクチン」の摂取を推奨するという方向へ行くのでしょうか?
みなさま、よく考えてみましょう。