重症の喘息の新たな治療法が福井大医学部附属病院で始まるようです。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/71467.html
重症のぜんそくの新たな治療法として、気管支の筋肉を加熱して減らし、気管支の収縮による発作症状を抑える方法が4月から医療保険適用となり、福井大医学部附属病院が専用の医療機器を導入して治療を始める。18歳以上の患者が対象で、臨床試験では発作による救急受診が減るなどと報告されている。
ぜんそくは、気管支の炎症が続き、アレルギーなど何らかの刺激によって、気管支が狭くなる病気。呼吸が困難になる発作などの症状で診断される。治療は炎症を抑えるためのステロイド吸入や、ステロイドと気管支を広げる薬を配合した薬の吸入など、症状に合わせて段階的に行われる。
新治療は口から内視鏡を入れて行う。気管支に特殊なカテーテル(細い管)を挿入し、内側に接触させる。カテーテルから高周波の「ラジオ波」を出すことで気管支の内側から熱を加え、気管支を収縮させる筋肉「平滑筋(へいかつきん)」を減らす。これにより、気管支の収縮する力が弱まり、空気の流れが良くなるという。
石塚教授は「薬で炎症を抑えるという、これまでの治療法とは発想が違う」と話す。
怖いですよね、この方法。
レーシックとか、インプラントとかと通じるものがありますが、体の一部分だけ見てやる治療法ですね。
「気管支の収縮する力を弱める」ってほんとに恐ろしいですよね。
確かに炎症を抑えるのとは発想は違いますが、どちらにせよかなり時代遅れの治療法だと思います。
もういい加減炎症自体をなくしていく本当の治療法を進めていかなければなりません。
いつまでも原因はわからないから、対症療法を延々と続けていきましょうではどうしようもありません。
喘息はアトピーや花粉症と同じⅠ型アレルギーと呼ばれるものです。
敵(異物)とみなすものは違いますが、免疫系がまともじゃなくなっているのは一緒です。
ですから、なるべく免疫系をまともにしていくしかないのです。
そして、花粉症にはヨーグルトが良い(腸内環境を整えて免疫系を正常化する)と言われていますが、だったら喘息の人も腸内環境を整えたらいいはずです。
さらに、アトピーにはオメガ3とオメガ6の脂肪酸のバランスが大切と言われます。
戦後の食生活の変化でオメガ3は摂取されなくなり、オメガ6ばかり摂取するようになって、炎症系のバランスが崩れているというお話です。
この炎症系の乱れがアレルギーや自己免疫疾患の激増につながっているという仮説もあります。
ということで、喘息の人はオメガ3とオメガ6のバランスを整えてみたらいいのです。
さらに、添加物や農薬や遺伝子組み換え食品などはあきらかに人体の調子をおかしくします。
アレルギーや自己免疫疾患は、もしかしたらこれらを”異物”とみなして攻撃しているかも知れないのです。
だって、花粉症なんかでもスギが増えたから花粉症患者が増えたとか言ってますけど、だったらひのき花粉とかブタクサとかはどうなるのって話ですよね。
こんな体をぶち壊すような治療法はやめて(もうよっぽどひどくなっちゃったらやるしかないかも知れませんが)、根本的な治療をやっていきたいものです。