この写真は遺伝子組み換え食品を2年間食べ続させたラットです(2年間はラットの寿命)。
「世界で一番遺伝子組み換え食品を食べてるのは日本人」というショッキングな内容の報道が様々な場所(企業・メディア)から出てきています。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244341
「GM作物を、世界で一番食べているのは日本人です」と天笠氏が言うと会場はどよめいた。
「GM作物はトウモロコシ73.6%、大豆84.3%、ナタネ油が89.1%を占める。カップラーメンには、GM作物由来の食物油脂、醤油、たん白加水分解物、加工でん粉、調味料、カラメル色素、乳化剤、酸化防止剤、ビタミンB2などが使われています」
http://altertrade.jp/alternatives/gmo/gmojapan
日本のGM食品表示は8種類の農産物とその加工食品だけ
対象とならない遺伝子組み換えは表示しなくていいので、たとえば遺伝子組み換え納豆菌を使った納豆は大豆さえ遺伝子組み換えでないものを使っていれば、大豆だけ「大豆(遺伝子組み換えでない)」と表示されます。
醤油などは表示義務なし
しかも、醤油、大豆油、コーンフレーク、水飴、異性化液糖、デキストリン、コーン油、菜種油、綿実油、砂糖は、表示が不要とされています。
「遺伝子組換えでない」の表示でも、重量で5%未満の遺伝子組換え作物の混入が許されています。EUの0.9%未満に比べて大幅に高いものとなっています。
遺伝子組み換え農産物がその商品の原料の上位3位以内、全重量で5%を超えなければ遺伝子組み換えを使っていても表示しなくてよいとされています。食品添加物などは遺伝子組み換えを使っていても消費者には知らせる必要がないことになります。
なぜ日本の遺伝子組み換え食品表示はここまで甘いかというと、日本は世界で最大級の遺伝子組み換え輸入大国である現実を隠すためであると言えるでしょう。もし、厳格な食品表示をしてしまえば多くが遺伝子組み換え食品として表示されることになり、消費者の反発を生むことになるでしょう。
遺伝子組み換え食品は日本に大量に輸入され、知らぬ間に食卓に上がっているという事実。の記事でもお知らせしましたが、まさか日本が遺伝子組み換え食品を世界で一番食べてるとは思いませんでした。
外食・市販の加工食品の原料(添加物・調味料など含む)の多くは遺伝子組み換えによって作られていると考えた方が良さそうですね。
企業(大手)は表示義務がなければコストの安い遺伝子組み換え食品を使うのは間違いないですからね。