フィフィの主張「民主党が改正児童虐待防止法に反対した」は完全なフェイクなのか チェックしてみてわかった意外な事実
もともと、自民、公明両党が提案していた改正案では、児童相談所の立ち入りを親が拒否した場合には、「警察官の強制立ち入り」が可能だとしていた。一方で、民主党など野党側は、「警察権力の濫用」に懸念を示し、裁判所の令状などが必要だ、とした。簡単に言えば、警察が介入する際のハードルを高くする案を示したのだ。
しかし、では普段から社会問題に詳しいフィフィがどうしてそんな「間違い」を犯したのだろうか。
「与党案にあった子どもの『生命や身体に重大な危害が生じるおそれがある』時に現場の判断で警察が強制的に立ち入ることを可能にする条文については民主党の反対が強く、法案盛り込みは見送る方向となった」(2004年3月5日)
こうした事前の話し合いの末、与野党が合意できる改正案が固められた。「全会一致」で成立したのは当然である。
この改正案については、成立当初から問題点を指摘する声があった。読売新聞は、解説記事で警察の積極的関与の必要性を訴える声を紹介したうえで、「悲惨な事件は後を絶たず、児童虐待の防止には一刻の猶予も許されない。改正案はその十分な回答になっていない」(2004年3月16日)と厳しく批判していた。
蓮舫議員への批判は的外れだったのだが、民主党が警察の積極的関与に反対した、という点は事実である。そして、警察が積極的関与をしていたら、野田市の小4女児虐待死事件などは防げたのでは、というのは前出の後藤弁護士も指摘しているところだ。
だから次にツイートするならば、当時すでに幹部だった小沢一郎議員や菅直人議員、岡田克也議員あたりに「なぜ警察の強制的立ち入りに反対したのですか」と聞いてみるのが正解ということになるだろう。
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以下ネットの反応。
てか、ほんとにもっと積極的な法改正が必要なら、それは無理矢理に共謀法だって押し通した与党に言えよ。
事実や目的なく野党批判だけしてたら飯食えるタレントや、そういう奴に飯食わす有象無象の輩が問題なんだと思うけど。https://t.co/wJRozpKntr— ANTONIO (@antonio_comu) 2019年2月20日
『児童虐待が疑われる家庭への警察の立ち入り』
『「警察権力の濫用が懸念される」という理由で民主党などが反対』
『立ち入り権は児童相談所にしか認められなかった』なるほど、フィフィが指摘した蓮舫の問題でなく、民主党の問題なのねhttps://t.co/5EeHhR3fIy
— io302 (@io302) 2019年2月19日
スゲー論点のすり替え。警察に強制的に立ち入る権利を与えるのは、普通に考えて危険でしょうよ。これも、警察が事前に問題把握していたのか、という疑問が。>警察が積極的関与をしていたら、野田市の小4女児虐待死事件などは防げたのではhttps://t.co/iSUn5cTZ7V
— ばしばし (@Wbashi) 2019年2月20日
要するに警察の民事不介入があるのは民主党が反対したからか。でもこの記事こそジャーナリズムですよね。真実は何かを追及している。素晴らしい。
フィフィの主張「民主党が改正児童虐待防止法に反対した」は完全なフェイクなのか チェックしてみてわかった意外な事実 https://t.co/ExhCVfyI1v
— 政風亭小咄TeamFollow back (@seifuteikobanas) 2019年2月20日
以前、フィフィがいかにデタラメ千万なことを言っているか、某出版社のWEB原稿で書いたら、フィフィの事務所からクレームがやってきたという件があったな。編集者がキチンと対応して、それなら反論聞きますので対談でもどうですか?とナイスな切り替えししたら、それで連絡来なくなったというオチ。
— 清義明 (@masterlow) 2019年2月19日
誤情報がネット拡散 フィフィさんが蓮舫議員を批判 https://t.co/euLPA3BNFW
— テレ朝news (@tv_asahi_news) 2019年2月19日