ロイター企業調査:黒田総裁の信頼度、「変わらず」と「低下」が拮抗 厳しい見方
[東京 22日 ロイター] - 3月ロイター企業調査によると、日銀の黒田東彦総裁への信頼感が就任時と比べて低下したとの回答が半数近くに上り、信頼感は変わらないとの回答とほぼ拮抗した。物価や実体経済に成果が出てないとの厳しい見方も多い。日銀の政策は現状維持が望ましいとの回答が7割近くとなり、緩和政策の出口に向かうべきとの回答は昨年1月と比べ大幅に減少した。10月に消費増税を控える中、景気への懸念が示された形だ。
<黒田日銀総裁、積極的評価少なく>
黒田総裁への信頼度が就任当初と比べて「やや低下した」、あるいは「かなり低下した」との回答が合計で48%とほぼ半数を占めた。結果を出せていないとの指摘が多く、「失敗した政策にこだわり、中央銀行に求められる冷静な姿勢に欠ける」(機械)、「振り上げたこぶしの下ろしどころがなくなり、かたくなになっている間に市場はどんどん歪められている」(電機)、「政府の方針に迎合するような部分も見受けられる」(機械)など、厳しい見方も多い。
他方で「変わらない」も51%と半数を占めた。ただ、この中には「もともと信頼していない。物価目標が達成されないばかりか、時期も曖昧にしている」(輸送用機器)といった意見も相当数含まれ、積極的な評価は「株式相場や為替などで継続した一定の成果を上げている」(小売)など、一部にとどまった。
<景気懸念でも緩和強化は望まず>
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以下ネットの反応。
【出口のないネズミ講であることに気づき始めた】景気後退傾向が出てくるに従い,日銀緩和政策は出口を失いつつある。ロイターの企業調査で、黒田日銀総裁に対する企業の信頼度が低下している。「パブロフの犬」のような「アベの犬」と化した黒田日銀の罪は重い。https://t.co/kRCjE8vGfp
— 金子勝 (@masaru_kaneko) 2019年3月24日
思ったより信頼されている感じがしたが、「変わらず」には「もともと信頼していない」が「相当数含まれ」ているとのこと。それなら納得。 #データ活用 《ニュース》ロイター企業調査:黒田総裁の信頼度、「変わらず」と「低下」が拮抗 厳しい見方|ロイター https://t.co/iOQnJRkmcJ
— 中小企業診断士 佐々木孝@神楽坂 (@sasabizu) 2019年3月22日
お尻に火がついた車のアクセルを踏み続けて山道を登っているような状態。
崖から落ちないようにブレーキを踏んでも車は燃えるし、かといって走り続けているといつかは崖から落ちて大破する。
どちらに転んでも地獄…。ロイター企業調査:黒田総裁の信頼度、「変わらず」と「低下」が拮抗 厳しい見方 https://t.co/IipxJRoyOY
— 山凧@笛 (@YamaDako) 2019年3月22日
ロイター企業調査:黒田総裁の信頼度、「変わらず」と「低下」が拮抗 厳しい見方
>現状の緩和政策は物価上昇に効果がないものの、引き締めは景気へのリスクがあり、緩和強化は副作用が大きいとして、現状維持しかないとする消極的な支持が増えている https://t.co/VMQyZlYu5E
— SitOutPower60 (@sitoutpower11) 2019年3月22日
日銀の役割を期待している企業は無いような感想を持たせる結果だ。
ロイター企業調査:黒田総裁の信頼度、「変わらず」と「低下」が拮抗 ... https://t.co/q5NpPuYDue
— てっ辺禿鷹 (@tennsinowa) 2019年3月24日
・失敗した政策に拘り、冷静な姿勢に欠ける
・振り上げた拳の下ろし所がなくなり、頑なになっている間に市場はどんどん歪められている
・政府の方針に迎合
・もともと信頼してない
・物価目標が達成されないばかりか時期も曖昧にしている
黒田総裁の信頼度、積極的評価少なくhttps://t.co/BgkmEuRUPd— 錦織 充 (@nicky_mitchell) 2019年3月22日