株式市場で日銀の存在感が一段と大きくなっている。日本経済新聞の推計では、日銀は2020年末にも公的年金を上回り、日本最大の株主となる見通しだ。機関投資家・外国人が主導して発展してきた日本の資本市場は、中央銀行が主導するこれまでにない段階に入る。
現在6%超を保有すると見られ、最大の株主である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を上回る計算だ。
ただ純投資目的で株式を保有しているわけではない日銀が市場の主役となる副作用は大きい。経済協力開発機構(OECD)は15日に公表した対日経済審査報告書で日銀のETF買い入れについて「市場の規律を損ないつつある」として懸念を示した。
日銀がETFを通じて業績にかかわらず、幅広く株式を買うためだ。
満期を迎えると償還する国債や社債と違い、ETFには満期がない。残高を減らすには市場に売却する必要があるが、株価の下落を招かないように長い時間をかけて慎重に売却せざるを得ない。自縄自縛ともいえる状況に市場では「日銀は(売却をあきらめて)塩漬けするしかなくなった」(BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミスト)との声もあがる。
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以下ネットの反応。
日銀が現在のペースでETFを買い続けると仮定すると、20年11月末に保有残高は約40兆円に。日本最大の株主である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を上回る計算と。かといって売るわけにもいかず -- 日銀、日本株の最大株主に 来年末にも:日本経済新聞 https://t.co/KujL08csjh pic.twitter.com/Q1T40mUTGy
— 清水功哉(日本経済新聞) (@IsayaShimizu) 2019年4月16日
まず公的年金基金が最大株主というだけで異常ですが、それを日銀が上回ろうとしている日本の株式市場は、実態経済から隔絶された危険物でしかないですよ。もう手遅れ感が否めませんが、アベノミクスから足を洗うなら早い方が良いのは確かです。年金資金消えますよ。 https://t.co/7dcoem62kp
— 異邦人 (@Beriozka1917) 2019年4月16日
安倍政権の経済政策は、株価のつり上げ自体が目的化してしまっているから、実体経済はいっこうに良くならないのです。日銀が企業の筆頭株主となるのは資本主義のルールからも逸脱する事態とも言えます。また、これ以上、公的年金の損失を出すべきではありません。
https://t.co/aaojUZTGcG— 清水ただし (@tadashishimizu) 2019年4月16日
「機関投資家・外国人が主導してきた日本の資本市場は、中央銀行が主導するこれまでにない段階に入った」。国債市場も圧倒的に日銀が支配する。市場原理を無くした完璧な計画経済国家日本。膿がたまりクラッシュするのは計画経済の常。https://t.co/9tAX4Awxbn
— 藤巻 健史(経済評論家・参議院議員) (@fujimaki_takesi) 2019年4月16日
【官製相場化は深刻】日銀の保有残高(時価ベース)は3月末時点で28兆円、東証1部の時価総額の4.7%に相当する。日銀が同じペースで買い続けると仮定すると、20年11月末には約40兆円に増える。現在最大のGPIF(年金基金)の6%保有を上回る。日本経済を滅ぼす。https://t.co/spSTdgppx2
— 金子勝 (@masaru_kaneko) 2019年4月16日
日銀、日本株の最大株主に 来年末にも
公的年金上回る
満期を迎えると償還する国債や社債と違い、ETFには満期がない。残高を減らすには市場に売却する必要があるhttps://t.co/j7HJdTyegA
⇒どうすんだよこれ。— 毛ば部とる子 (@kaori_sakai) 2019年4月16日
社会主義とどう違うんだ…?https://t.co/7Wuclr7FaA
— 木村優/Yu Kimura (@YuKimura45z) 2019年4月16日
日銀、日本株の最大株主に来年末にも公的年金上回るって。
いいかげん頭おかしいんじゃないかってみんなきがつけよw— 🦋冒険者クレ子🍎 (@OVERMXCG) 2019年4月16日