今後団塊の世代が高齢化していく中で避けては通れないのが認知症の患者の激増です。
そんな社会情勢の中、認知症の予防を目的とした「コグニサイズ」という運動を広めようという動きがあります。
コグニサイズとは認知、認識を意味するcognition (コグニション)と、運動のexercise (エクササイズ)を組み合わせてつくられた造語です。
https://www.m3.com/open/clinical/news/article/324118/
国立長寿医療研究センターは、認知症予防を目的とした「コグニサイズ」の普及拡大を目的に、名称利用の登録事業に乗り出す。コグニサイズは認知症ではないが正常とも言えない状態(MCI)の段階で運動と認知課題を組み合わせたトレーニング法で、印刷物などで使用する場合は利用状況把握のためにホームページで登録を呼び掛けている。登録者には指導者研修などの情報を提供するほか、認知症予防研究を推進するための協力を依頼することも検討しているという。
コグニサイズとは、認知症予防を目的に国立長寿医療研究センターが運動やしりとり、計算などの認知課題を組み合わせて開発したトレーニング法。英語のcognition(認知)とexercise(運動)による造語で、同センターの登録商標となっている。コグニステップ、コグニダンス、コグニウオーキングなどさまざまな名称の運動もあり、これらを総称した呼び方として用いられている。
認知症患者の推計は2012年に全国で462万人とされ、全ての団塊世代が後期高齢者となる2025年にはおよそ1.5倍の700万人超えが見込まれている。このため同センターは、コグニサイズの普及拡大や効果検証を目的に、介護予防や健康増進事業などでコグニサイズの名称を使用する際に無料の利用登録を求めることにした。2015年5月25日現在、ホームページでは登録受け付けが準備中となっているため、同センター内の「コグニサイズ」普及事務局が電子メール(cognicise@ ncgg.go.jp)での問い合わせに対応している。
上の画像にあるようなラダートレーニングや踏み台昇降運動、コアトレーニングの要素を取り入れた運動など、「コグニサイズ」はかなり本格的な運動です。
もちろん、まだ開発段階でしょうし、できるものをできるぶんだけやっていくのだとは思います。
ただ、映像化されているものを見る限りでは引いてしまいます。
37歳の僕でも「けっこうきついんじゃね?」と思ってしまうような内容です。
「コグニサイズ」ができるようになれば認知症も防げるかもしれませんが、一番の認知症予防は「生きる目標があること」だと思います。
「その日起きて寝るまでが勝負」「人生今日で終わりかもしれない」だから今日も全力で生きるというぐらいの目標があれば、認知症も遠ざかるのかなと「元気な老人」を見ていて感じます。