新たな感染者は16日から23日まで出ず、約9600万人の人口に対して、同日時点の感染者数は累計268人。このうち約8割の220人がすでに回復した。死者はいない。
少ない感染者数をどう見るべきか。当初の意見はベトナム国内でも分かれていた。初めて感染が確認されたのは1月23日。感染が広がった中国・武漢出身の親子だった。感染者はその後、2月13日までに計16人に増加。同14日時点でのクルーズ船を除く日本の感染者数は41人で、日越両国に大きな差はなかった。
ベトナム政府は2月1日に中国との旅客航空便の運航を停止。同5日には過去2週間以内に中国に滞在歴のある外国人の入国拒否を始めた。日本が中国からの入国の大幅な制限を決めたのは3月5日で、ベトナムの方が約1カ月早い。
欧州経由での感染が拡大し始めた段階で、感染者やその接触者、海外からの入国者を病院や自宅、軍の施設などに隔離する措置を徹底するようになった。
日本から見れば、症状のない人まで強制的に隔離する方法は一党支配の社会主義国ならではの「力業」かもしれない。ベトナムで暮らす外国人の一人の生活者としては、国が「有事」と判断すればすぐにそこまでできる体制に不安も感じる。
しかし、民主主義国家の英国やフランス、米国でも罰金を伴う外出の制限や行動の制約が3月半ばから広がってきた現実をみると、このウイルスの前では「主義」の違いはもはや問題にならないとも思う。
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以下ネットの反応。
「このウイルスの前では「主義」の違いはもはや問題にならないとも思う」
主義やイデオロギーではなく、一党独裁の制度的インフラとそれを活用出来る政治的リソース、さらにはSARSの経験がものを言ったのであり「主義」を軸に論ずる問題ではないと思う。 https://t.co/k5TvMkcL0n
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) April 28, 2020
朝日 4/28
いまだ死者ゼロの国 隔離を強制、厳しすぎだと思ったが
引用: ハノイ市内の…医師の千葉大さん…「…日本人の感覚では、どうしてそこまでするのかと思えるような2月の早い段階から手を打ってきた積み重ねが効いているのではないか」とみる。https://t.co/rQbbBFGXCH
良記事です。— Masaki Oshikawa (押川 正毅) (@MasakiOshikawa) April 28, 2020
これは考えさせられる
https://t.co/6Gyty6B1pk— 中田考 (@HASSANKONAKATA) April 28, 2020
ベトナム 感染270人 死者ゼロ 4/28時点https://t.co/bOno942ttb
知らなかった— jp (@yzjps) April 28, 2020
他山の石‼️😵😢
2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した時もベトナムは同じようなやり方を取っている。当時は民間病院での集団感染をきっかけに5人が死亡63人が感染した。ベトナムは感染者と接触者を徹底的に追跡し隔離することで世界で最初にSARSの制圧を宣言した https://t.co/JoApxAoY3A— 本田 宏 (@honda_hiroshi) April 28, 2020
ベトナム死者いないのか、さらに外出制限が緩和されてきてるって、すげーhttps://t.co/X87wVi7xW4
— NASA-G(森本 明日美) (@momiemoto) April 29, 2020
ベトナムは中央集権的な社会主義国家だから出来た徹底的な対策と言ってしまえばそれまでだが、それ以上に全ての対応が早かった事は確か。そここそが日本政府とは大違いだろう。★いまだ死者ゼロの国 隔離を強制、厳しすぎだと思ったが:朝日新聞 https://t.co/9x4C4sbQYG #新型コロナウイルス
— 日本国黄帝 (@nihon_koutei) April 28, 2020