コンビニ店員である親族にリサーチしたところ「よく売れる」という回答が返ってきたエナジードリンク。サラリーマンの方などがひと踏ん張りしたい時によく買われるようです。
ただ、海外ではエナジードリンクに含まれる多量のカフェインのために子供が亡くなるという痛ましい事件もありました(海外では未成年者への販売を法律で規制したところもあります)。
そして、ビジネスジャーナル(6月8日)の記事では、エナジードリンクに含まれている成分では疲労は回復せず元気は出ないということです。それどころか、一緒に含まれている人工甘味料(スクラロースやアセスルファムK)のおかげで、実は体には悪いんじゃないかとまで言っています。
http://biz-journal.jp/2015/06/post_10252.html
気温の上昇に伴って人気が高まっている飲み物が、いわゆるエナジードリンクです。コンビニエンスストアでは、飲料コーナーの目立つところに各種製品がズラッと並んでいます。恐らく「水分を補給しながら、体をパワーアップできる」と期待して買う人が多いからでしょう。
値段を見ると、「元気が出る」という付加価値が付いているためか、1本(185~355ml)で税込み200円前後と、通常の清涼飲料水に比べて割高です。これで何も効果がなかったらかなり損をすることになりますが、中身の成分を見る限り、特にパワーアップを期待できそうにはないのです。
そのパワーアップの素とは、一つはアミノ酸の一種の「アルギニン(L-アルギニン)」で、ほとんどのエナジードリンクに含まれています。
健康食品やサプリメントなどの安全性や有効性を検証している国立健康・栄養研究所が運営する情報サイト「『健康食品』の安全性・有効性情報」によると、アルギニンについては、勃起不全に対する経口摂取での有効性が検討されており、「5g/日摂取で機能性勃起不全患者において性機能が自覚的に改善したという報告があるが、それ以下の用量では効果がなかった」との結果が報告されています。ところが、実際の各種エナジードリンク1本に含まれるアルギニンは0.222~1gで、最も多い製品でも2gです。これではとても性機能を高めることは期待できません。
また同サイトによると、アルギニンの摂取によって一般成人の免疫力が高まったり、疲労度が軽くなったというデータはありません。
「エナジードリンクを飲んだら元気が出た」という人がいたら、それは恐らくプラシーボ(偽薬)効果によるものでしょう。あるいはカフェインによる作用かもしれません。エナジードリンクには、たいていカフェインが添加されており、それには覚醒作用があるからです。しかし、カフェインを摂りたいなら、緑茶やコーヒーを飲んだほうがよいでしょう。
以下ネットの反応。
アセスルファムK。人工甘味料なんですが、私は体に合わなくて車酔いとか力が抜ける感じがします。
ヨーロッパでは、殺虫剤の原料らしいんですが・・・... http://t.co/a7iLbwLiOy
— 気功整体あなん:津原明宏(気功整体士) (@358ananda) 2015, 6月 8
エナジードリンクに疲労回復や精力増強の効果なし!危険な甘味料含有、動物実験で死亡例も http://t.co/4IO0YnOpuD 知ってた。もっと割高なのでも体感済みだったしね。いわゆる滋養強壮飲料系も並べてそんな感じ。人はただの水飲んでもガソリンに変えられる生き物なのですよ。
— つがの あらと (@ito_youkado) 2015, 6月 8
エナジードリンクに疲労回復や精力増強の効果なし!危険な甘味料含有、動物実験で死亡例も http://t.co/4CyT8hANLV
ほー、まぁ、プラシーボだろうとは思ってたけど
基本的に安いものを半量しか飲まないから健康被害は心配しなくても良さそうww
— 冴。@5/5百繚:め38 (@sae_takai) 2015, 6月 8
エナジードリンクに疲労回復や精力増強の効果なし!危険な甘味料含有、動物実験で死亡例も http://t.co/AqhA3CRitC
スクラロースやアセスルファムKなんて今や殆どの清涼飲料に添加されてますよね (((( ;゚Д゚)))
お茶のカフェインとかね、飲みすぎは毒って事。
— 宮崎3 (@fuji500hg) 2015, 6月 8
エナジードリンクを飲んで元気が出たと感じるのは、炭酸の爽快感・カフェイン・プラセボなどが原因ですかね。人工甘味料が入ってなかったらたまには飲んでもイイかなと思いますけど(たとえプラセボでも)。