徴用・・戦争中などに、政府が国民や占領地住民を強制的に動員して、兵役を含まない一般業務につかせること。
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http://www.jsu.or.jp/
一昨年からのいわゆる「機動展開構想」に関する一連の報道を受け、全日本海員組合は、民間船員を予備自衛官として活用することに対し断固反対する旨の声明を発し、様々な対応を図ってきた。しかしながら、防衛省は平成28年度予算案に、海上自衛隊の予備自衛官補として「21名」を採用できるよう盛り込んだ。われわれ船員の声を全く無視した施策が政府の中で具体的に進められてきたことは誠に遺憾である。先の太平洋戦争においては、民間船舶や船員の大半が軍事徴用され物資輸送や兵員の輸送などに従事した結果、1万5518隻の民間船舶が撃沈され、6万609人もの船員が犠牲となった。この犠牲者は軍人の死亡比率を大きく上回り、中には14、15歳で徴用された少年船員も含まれている。
このような悲劇を二度と繰り返してはならないということは、われわれ船員に限らず、国民全員が認識を一にするところである。
政府が当事者の声を全く聞くことなく、民間人である船員を予備自衛官補として活用できる制度を創設することは、「事実上の徴用」につながるものと言わざるを得ない。このような政府の姿勢は、戦後われわれが「戦争の被害者にも加害者にもならない」を合言葉に海員不戦の誓いを立て、希求してきた恒久的平和を否定するものであり、断じて許されるものではない。全日本海員組合は、民間人である船員を予備自衛官補とすることに断固反対し、今後あらゆる活動を展開していくことを表明する。
以上
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/23995#more-23995
漁業に携わらない人にとっても、これは人ごとのニュースとは言えないと思います。民間人を戦地に送るのが問題だから、という理由で、私たちの誰もが10日間の訓練を経て、「予備自衛官」にされる日が来ないとは言い切れないからです。さらにそんな笑えない未来が、国家緊急権が現実になったら、一気に実現してしまうことになります。緊急事態が宣言されたら、日本の全国民は公権力に服従することが義務づけられてしまいます。問答無用です。その中には兵士として、若者が借り出されるだけではなく、民間船舶など、戦争遂行に必要なロジスティクスのために、民間の物資、財物の提供が強要されることもあるでしょう。
四の五の言うことは許されません。抗議することも、異議を唱えることもできなくなるでしょう。国民は生存権だけでなく、財産権も侵されてしまうのです。
また戦場の兵士として役に立たない中年以上の男性、女性、学生、子どもにいたるまで、勤労動員させられることでしょう。
こんなムチャクチャなことをいっぺんに実現してしまうためには、国民主権、生存権や財産権、幸福追求権など基本的人権を保証した現行の日本国憲法秩序を、まるごと「緊急停止」して「眠らせてしまう」必要があります。それが「緊急事態条項」なのです。
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以下ネットの反応。
これ、報じたのNHKと毎日だけ?
民間船員を予備自衛官補とすることに断固反対する声明 全日本海員組合 https://t.co/dymR1PVhWx
毎日新聞 https://t.co/3Q4aBjUyK2
NHK https://t.co/RxrPrv5KhX
— 黒沢大陸 (@k_tairiku) 2016, 1月 30
@skyofmorn @chiharu_shiga @nhk_news
着々と… ですな。
— 吉田正裕 (@Muscle_Hero) 2016, 1月 30
@nhk_news 有事法案が通れば結果的には同じじゃない? 財産権や基本的人k年の放棄など危険が一杯。 安倍自民は有事が起こるように一歩×2進めてる。
— aaaaa (@aaaaanew) 2016, 1月 29
防衛省が、民間船員を予備自衛官とし、有事の際に活用する計画をたてている、と。全日本海員組合の幹部は「船はチームプレーで1人欠けても運航できない。他の船員が予備自衛官になったのに、自らの意思で断れるのか」と危惧を表明。 https://t.co/2qp7ahwqC5
— 谷津憲郎 (@yatsu_n) 2016, 1月 30
全日本海員組合は、旧同盟系労組(民社党系)である。
そして、先の大戦の海運暗黒史を後世に伝えるべく資料館を持っている。
— 北海道石炭鉱業振興会会頭(フェイク) (@Braunite) 2016, 1月 30
父が元船員なので、全日本海員組合に激しく同意!! こういう部分部分から全体的な徴兵制が始まる。 https://t.co/n9mwi1whY4
— tomokisanaki (@tomoki0sanaki) 2016, 1月 30
着々と戦争準備が進んでいます。