市販薬の「ロキソニンS」も「オロナインH軟膏」も重大な副作用が!
2016年3月、厚労省は、日本製薬団体連合会に対し、医療用医薬品のロキソニンの「医薬品添付文書の改訂」を指示したため、同一成分である市販薬の「ロキソニンS」も「使用上の注意」の中の「相談すること(副作用)」の欄に「小腸・大腸の狭窄・閉塞(腸閉塞)、吐き気、嘔吐、腹痛、腹部膨満(お腹の張り)など」が追加された。
腸閉塞(イレウス)は、腸管の狭窄(狭くすぼまる)や屈曲(折れ曲がる)などによって腸管内容物(食物、胃液、腸液、ガスなど)の肛門への移動が障害されるため、腸管が閉塞し、腸管の血流障害を伴う病態。下痢の後に激しい腹痛、腹部膨満、吐き気が起き、放置すれば、水やナトリウムの漏出によるショック死に至るリスクが高い。
さらに新たな副作用がわかった市販薬が「オロナインH軟膏」だ。2017年10月に、厚労省は、医療用医薬品のヒビテン・グルコネートとデスパコーワに「医薬品添付文書の改訂」を指示したため、同一成分である市販薬のオロナインH軟膏も「使用上の注意」の中の「相談すること(副作用)」の欄に「アナフィラキシーショック」が追加された。
切り傷、やけど、しもやけ、水虫などに効能があるオロナインH軟膏に、アナフィラキシーショックの副作用がある事実が明らかになったのだ。アナフィラキシーショックは、成分のアレルギー反応によって、口内異常感、まぶたや口唇のむくみ、両手足の痺れ、嚥下困難をはじめ、心悸亢進、悪心、耳鳴、めまい、胸部不快感、虚脱感、四肢の冷感、腹痛、尿意、便意、くしゃみ、反射性咳発作、皮膚紅潮、じんま疹、血圧低下、気道狭窄による呼吸困難、窒息、チアノーゼなどの種々の症状を伴う。放置すると意識を失うリスクが高いアレルギー疾患だ。
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以下ネットの反応。
仕方ない時は知ってて使ってるけどね→市販薬の「ロキソニンS」も「オロナインH軟膏」も重大な副作用が! https://t.co/PSUCj6ME8k @Health_Press_JPさんから
— toss ★緊急事態条項はトロイの木馬、憲法停止ウイルス! (@tossact) 2018年7月31日
厚労省でさえ危険だと警鐘を鳴らすものを、ドラッグストアで手軽に買えたり、安易に処方する医者たち・・・w
【 市販薬の「ロキソニンS」も「オロナインH軟膏」も重大な副作用が!】 https://t.co/FGoFYHygIj
— 中村 泰士 (@tai4_nakamura) 2018年7月30日
ロソニンによる胃腸障害は医療関係者の中では有名な話。
オロナインHによるアナフィラキシーは、文献上報告されてるが実臨床ではかなり珍しい。
傷薬のオロナインHを傷の部位に塗るとアナフィラキシーのリスクがあがるという皮肉。
https://t.co/Zao0UkzD71 @Health_Press_JPより— 大塚篤司 (@otsukaman) 2018年7月31日
薬には副作用はつきものですね。知らないことが一番怖い https://t.co/zi34K2T6BQ
— bunnchan (@bunnchan) 2018年7月30日
現代人は腸も弱っとるし、アレルギーもすごいから、昔は耐えられた(反応しなかった)副作用も、考慮しとかなきゃダメかも。