アベノミクス成果の“仕掛け” GDP算出方法変更、不都合な試算拒む
「名目GDPが1割以上成長し、過去最高となった」。首相はアベノミクスの成果をこう強調する。
経済の成長や景気を表すGDP。首相は15年、景気実感に近いとされる名目値を20年ごろに600兆円に引き上げる目標を掲げ、達成可能と明言した。
15年度当時の名目GDPは500兆円程度にとどまっていたが、その後に数値が急伸。直近の19年7~9月期は559兆円に達している。
ただ、この伸びは額面通りには受け取れない。うち30兆円程度は16年12月に算出方法を変えた影響によるものだからだ。国際基準に合わせたり、基準年を05年から11年に変えたりした結果、企業の研究開発費などが加わって全体を押し上げた。実際、新基準の15年度は532兆円となった。
内閣府はこうした経緯を公表しており「基準変更は国際基準に合わせる目的で、数字を押し上げる意図はない」と説明するが、政府目標は「600兆円」のままだ。実績の“かさ上げ”で目標が達成しやすくなっており、エコノミストからは「目標を上方修正すべきだ」といった批判の声も相次ぐ。
GDPを巡っては、1月発効の日米貿易協定の経済効果試算も“水増し”の疑いが出ている。
政府は10月に公表した試算で、協定発効で日本のGDPは約0・8%押し上げられると結論づけた。ただ、その前提としたのは交渉で先送りされた自動車関連関税の撤廃だった。
首相は国会で自動車関税について「交渉継続ではない。撤廃されることが前提だ」と強調した。だが米側は「日本側の野心」(ライトハイザー米通商代表)の問題と捉えており、まともに取り合う気配はない。
政府関係者は自嘲気味にこう語る。「アベノミクスの肝は数字をどう見せるか。この繰り返しだ」
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以下ネットの反応。
イカサマじゃん! https://t.co/qpu3UH7apV
— 室井佑月 (@YuzukiMuroi) January 6, 2020
アベノミクスは「名目GDPを1割以上(70兆円)上げた」と喧伝されていますが、そのうちほぼ半分の30兆円は統計の変更によるもので、基本金融緩和で事実上企業に貸し込んでいるだけの無策で、賃金は上がらず物価は上昇で実質賃金・実質世帯消費支出は低下しています。https://t.co/Lds7MhGEob
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) January 6, 2020
「アベノミクスの肝は数字をどう見せるか。この繰り返しだ」
もう...研究で使えないよねえ
アベノミクス成果の“仕掛け” GDP算出方法変更、不都合な試算拒む(西日本新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/TtKhMrEoiz
— Atsushi Oshio / 小塩真司 (@oshio_at) January 6, 2020
ようやくかよ。取り上げるの遅すぎ。ちゃんと嘘吐きは嘘吐きと指摘しなきゃ!
アベノミクス成果の“仕掛け” GDP算出方法変更、不都合な試算拒む https://t.co/DMIS0Z28Zl
— ひろすけ (@hrskksrh) January 6, 2020
「アベノミクスの功績」という
「デマ」が分かりやすく書かれている良記事。安倍政権に功績なんて何も無いんですよね。
全てが虚構、見栄っ張り。
国民を騙すことにかけては天下一。財務省の犬を辞めて、政府支出を増やさない限り、本当の経済成長は起こらない。 https://t.co/XIROfbsGNI
— きおり。@経済勉強中 (@kiori128) January 6, 2020
うち30兆円程度は16年12月に算出方法を変えた影響によるものだからだ。国際基準に合わせたり、基準年を05年から11年に変えたりした結果、企業の研究開発費などが加わって全体を押し上げた
数字をどのように見せるかに奮闘し実態経済は重視しない
張りぼての日本経済なんだ🤮 https://t.co/cSdREFVZB5— 女子高生でも分かる研究所 所長 日出日葵 (@himarin_shocho) January 6, 2020
『アベノミクスの肝は数字をどう見せるか。この繰り返しだ』って(絶)。株価や為替は日銀や年金を使って操作し、操作出来ない数字は改竄する…これは「経済政策」ではなく「詐欺」だ。★アベノミクス成果の“仕掛け” GDP算出方法変更、不都合な試算拒む (西日本新聞)https://t.co/Qd7eltl7df
— 日本国黄帝 (@nihon_koutei) January 6, 2020