数年前に幻のラジオ体操として「ラジオ体操第3」のレコードが発見され話題となりましたが、最近では「ラジオ体操第3」が各所で静かなブームとなっており、それにともなう関連書籍なども発売されるようです。
http://top.tsite.jp/news/o/24246138/
小学生の頃、夏休みになると、朝近くの公園にラジオ体操しに行ったのってよい思い出ですよね。ラジオ体操には、シンプルな動きで体全体の筋肉や関節をバランスよくほぐせる第1、ダイナミックな動きで筋力を強化、血行を促進し内臓の働きを活性化させる第2と、それぞれ異なる目的があるのも特徴です。
このラジオ体操に幻の“第3”があるのってご存知ですか?しかもこの“第3”にはうつ病予防にも効果があるんだとか。
そもそもなぜ「幻」なのか。ラジオ歴史をひも解くと意外なことが分かってきます。
もともとラジオ体操は米国の生命保険会社が作ったものを参考に、まず第1が作られ、昭和3年にはじめてラジオ放送されました。その後、もっと強い体操が望まれて昭和7年に青壮年向けの第2が放送され、さらに、昭和14年に戦時色の強い世相を反映して、国民体力の向上と国民精神の高揚を目的に第3が放送されました。
しかし、第二次世界大戦後の昭和21年にGHQの干渉によって軍事色が強いと思われたラジオ体操は第1から第3までがそろって放送中止になってしまいます(GHQは、ラジオ体操の号令で全国の国民が一斉に体操することに危機感を覚えたんだとか)。その後、紆余曲折あり、第1と第2は復活して放送されたものの、なぜか第3だけは復活せずに、そのまま幻となってしまったようです。
ラヂオ体操第4
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20100531-00002430-r25
多くの人が「ラジオ体操第1・第2」を経験したことがあるだろう。そして「幻」と呼ばれる「ラジオ体操第3」のレコードも2008年に60年ぶりに発見された。
そんなラジオ体操三部作だが、最近「ラヂオ体操第4」がYouTubeで105万回以上再生され、大人気となっている。映像はラジオ体操第1・第2と同様に、中央の椅子で体操をする女性と、その後ろで立って体操をする2人の女性が登場。「腕を前から上げて、のびのびと」のナレーションとともに、ピアノの軽快な音楽で3人は体操を開始する。
「ラヂオ体操第4」は本家NHKのラジオ体操ではなく、リーボック ジャパンのスポーツウェア「TAIKAN(R)」のプロモーション目的に作られたパロディ動画です。知らなかった人は笑えますよね。
ラジオ体操と言えば、数年前に「大人のラジオ体操」という本を購入しましたが、一度やっただけで終わりましたね。アレは酷かったです。